2006/08/23

Coca-Cola hit by College Votes for Ethical Boycott

とうとう米国の大学でのCoca-Colaボイコットが英国の大学にも波及してきた。
サセックス大学、イーストアングリア大学、ロンドン大学、オックスフォード大学などもボイコットに賛同してきた。

Source:Brand Repulic

話は2003年まで遡る。コロンビアのCoca-Cola社で働く労働組合員8人が殺害され、2人が国外追放、48人が強制解雇、67人が脅迫され、15人がテロリスト名目などで逮捕された事件があった。昨年、Coca-Cola社に対して、12月8日までにコロンビアでの労働組合員殺害、およびインドでの資源枯渇問題に対する第三者調査機関の設置を求めていたニューヨーク大学がCoca-Cola社の対応を不満として9日から、キャンパス内の自販機からCoca-Cola社製品を排除したのが発端だ。

Source:BuyBlue.org
Source:Business Week

Coca-Colaが会社として殺人事件に関与しているとは思わないが、人権擁護、労働条件向上、自然保護といった点で適正な対応を欠くとき、ブランドは大きなダメージを被る。CSRが叫ばれて久しいが、これをブランド戦略に据えている企業はどれほどいるのだろうか?
環境に配慮した調達は日本企業にも浸透してきているが、GC (グローバルコンパクト) に調印した企業の中で人権、労働にも配慮したSCMや製品調達指標を持ち、それをブランド戦略の一環として大きく打ち出しているところはあるのだろうか?

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