2004年にMycokemusic.comを立ち上げ、FMCG (Fast Moving Consumer Goods)ブランドとして初めて 音楽配信サービスを開始していたCoca-Colaは、6月にAppleと提携して新しいCokeブランドの音楽サイト (www.music.coca-cola.com) を開始した。現在のところ、新サービスはiTunesから音楽のダウンロードや、Podcasting、素人音楽のアップロードが行われている。しかし、このサービスは関係者によるとインタラクティブなコミュニティ機能を持つまでに拡張されるようだ。
同社は、「コークのある生活(Coke side of life)」というマーケティングプラットフォームと結びつけ、「消費者の創造プロセスに、より主体的な役割を与える」ため、今月はじめにグローバルサイトを再構築している。
Source:Brand Republic
Nielsen//NetRatingsによれば、7月の最もユニークオーディエンスが伸びたWebブランドTop10のうち5つはUGC (User-Generated Content) が占めている。このUGCにはImageShack、Heavy.com、Flickr、MySpace、Wikipediaがあり、MySpaceは05年7月の1,624万から06年7月の4,602万まで183%のUpを記録している。
SNSは既存メディアコンテンツを凌駕し、新しいメディアコンテンツとして確立されつつある。
Source:Nielsen//NetRatings (pdf)
自身が管理するメディアを活用し、新しい顧客、すなわち自らコンテンツを提供し、共有し、配信していくSNSユーザグループを取り込もうとする戦略が、新旧メディア企業以外でも成功するのだろうか。今後、最も注目すべきマーケティング戦略のひとつだ。
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