2006/08/30

The net benefit of digital publishing

Deloitte & Touche LLPとUKのAOP (Association of Online Publishers) が、売り上げ£3,000万から£10億規模の出版社30社に対して、デジタル化戦略を調査したレポートがある。

変化する読者の要求にこたえるため、新規読者獲得、新しいビジネスモデル獲得などの戦略目的があげられている。30社の中でもデジタル化に成功しつつある出版社もあれば、まだまだおよび腰のところもあるようだが、2012年までには売り上げの40%にまでデジタル部門が伸びると予想する出版社もある。

そんな30社が目標とする、羨ましいとするデジタルビジネスとして10社が上げられている。
当然のようにBBCがトップに上げられているが、New York Times、Amazon、eBay、Google、WSJ、あるいは英国の他の高級紙サイトを押しのけてGuardianが2位を占めている。居並ぶビッグネームを差し置いてGuardianがランクインしている理由がこのレポートにはない。

しかし、デジタル化の取り組みが早く、独自のRSSリーダー提供、Webサイトの記事をPDF提供、Web first service (ニュースの第一報を新聞ではなく、Webへ)など、矢継ぎ早に新サービスを提供するGuardianの戦略が高く評価されているのは間違いない。特に2005年でデジタル部門が黒字化するという同社の実績がものを言っている。

Source:AOP(pdf)

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