Web 2.0サミットでMorgan Stanleyのアナリスト、Mary Meekerが行ったプレゼン資料がScribdに上がっている。
Mary Meeker's Internet Presentation 2009
Source:Scribd / Mary Meeker's Internet Presentation 2009
特に目を惹くのはYahoo、MSN、Google、YouTube、そしてFacebookの消費時間シェアだ。3年前にはYahoo、MSN、Google、そしてFacebookがほんの少し頭をのぞかせているだけだ。3年たってみると、MSNは見る影もなく、Yahooもシェアは半減している。しかし、YouTubeはシェア4%強、FacebookはYouTubeを上回っているようだと思っていると、
次のスライドがFacebookが消費時間でYouTubeを上回っていることを実証してくれる。
曰く、Facebookは毎日60億分以上が消費され、毎週20億個以上のコンテンツ、毎月20億枚以上の写真と1,400万本以上のビデオが共有され、35万本以上のアプリと100万以上のアプリ開発会社がいるトップサイトだとされている。
YouTubeのユーザ増加率が前年比35%増、Facebookは153%増となっているので、来年早いうちには、Facebookがユーザ数でも上回りそうだ。
さて、このFacebookにおいてソーシャル広告を出して公式Webサイトなどへのトラフィック誘引をするだけでは、コンテンツ消費も共有も起こらない。況や、自由で、自発的で、参加者を突き動かすようなムーブメントは起こりようもない。それは広告1.0でも、2.0でも、3.0でも変わらない。企業・ブランドのコンテンツを一方的に消費させるためのチャネルはソーシャルメディアスペースには存在しないからだ。
企業・ブランドがスペースに参加、ファンページを持ち、ユーザとオープン、対等、双方向の会話をしなければならない。それはTwitterでも同じだ。そして、一般ユーザがFacebookやTwitterから発信するメッセージ、コメント、コンテンツが他の人たちを動かしている。他の人たち、ユーザがそれらを消費し、共有している。このうねりは何も企業・ブランドだけが影響を受けるわけではない。
Googleにしても、Bingにしても、このコンテンツをインデックス化し、検索できるようにしなければ検索エンジンとしての存在意義が失われてしまう。だから、先週、GoogleおよびBingは、リアルタイムのデータストリームへのアクセス権をTwitterと契約している。BingはFacebookとも同様の契約をした。
そして、この動きは検索エンジンから企業・ブランドへ戻ってくる。そこら辺は明日。
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