2009/11/12

Involve me and I'll understand

以前、P&GのDigital Hack Nightで引用したLogic Emotionを書いているDavid ArmanoがBlogworld09でのプレゼンをアップしている。

参考:P&G Digital Hack Night (Online Ad 2009/03/25)
Source:Logic Emotion / Insights & Opinions From Blogworld09

スライドの初めに来る下の中国の諺、その中でも「Involve me and I'll understand.」は現在のマーケティング、PR、広告など全てに関ってくる金言だ。
多くの企業・ブランドがソーシャルメディアを活用して、消費者・ユーザと対話、エンゲージしようとしている。今までの広告、PR、マーケティングによるコミュニケーションという固定観念を払しょくし、新しいコミュニケーションチャネルと役割、立場を確立しようとしている。それはプッシュでも、プルでもなく、参加型であり、共同型であり、供創型でもある。また、それは「聞き耳」型でもある。ユーザの声を集め、それに対応する、口火を開く「対話」型でもある。

言われたことは忘れるかもしれないし、見たことは覚えられるかもしれない。が、一緒にやれば必ず分かりあえる」という立場は、対等、オープン、双方向の対話という作業を一緒に行う共同参加者を意味する。こちらの思い通りにコンテンツを消費してくれる参加者ばかりとは限らない。逆に思いとは反対のコンテンツを作成して広める困った参加者もいる。そんなスペースでやり取りをしなければならなくなった時代だ。昔の流儀は今、通用しないことを理解しない限り、昔の流儀に予算をつぎ込むだけに終わってしまい、今のユーザからはそっぽを向かれる。そんな時代だ。

だから、昔の流儀に染まった人達は今の流儀を理解できない。組織として昔の流儀に染まっている組織は生き残れない。それを理解した先進企業・ブランドは新しい組織を作っている。昔の組織のどこに、Social Media Marketingだとか、Social Communicationだとか、Social Marketingだとか、Communities and Coversationといった部や課があり、果てはCheif Bloggerがいるだろうか?

現行組織のまま、今の流儀を業務に落とし込むのは無理だ。縦割りではなく、横断組織でなければ行えない業務ばかりだから。法務、財務、ブランド、広報、広告、マーケティング、ユーザサポート、その他の部署が行う業務をつなげる形で行わなければならないからだ。既存組織の縦割りサイロに穴を穿たなければならない。そして、それを行う担当者がいない。そんな企業・ブランドに明日はない。

なお、諺を筆者流に訳したが、きちんとした日本語訳をご存知の方、ご一報ください。

2 件のコメント:

Mademoiselle Y さんのコメント...

Tell me and I will forget... は、多分「百聞不如一見、百見不如一干」(百回聞くことは一回見ることに及ばない、百回見ることは一回することに及ばない)の意訳ではないかと思われます。あっちこっちのソーシャルメディアを調べまくってこの結果にたどり着きました。

dramroll さんのコメント...

わざわざ調べていただいてたいへんありがとうございます。英語版より、オリジナルの諺のほうが日本人には分かりやすそうですね。