参考:Social Media Trends (Online Ad 2009/09/09)
あれば、6月にアップされたものだったが、そのGlobal Web Indexが9月にFuture WebというデータをSlideShareに挙げている。
その中に特に目を惹いたデータがいくつかある。
まず、ブラジル、中国、ロシア、英国のTVとWeb消費時間を比較したものだ。スライドのヘッドラインとして、「UK - less time online」とはあるが、それはブラジル、中国、ロシアと比較しただけの話だ。英国でも毎日オンラインの消費時間がTVでの消費時間が上回っている。ロシアなどはTV消費時間が119分なのに対して、オンラインは217分、82%も上回っている。中国もTV消費時間は146分に対してオンラインは232分、59%も上だ。ただし、ブラジルはTV消費時間が223分に対してオンラインは219分。若干、TVが上回っている。
また、対面友人よりもソーシャルネットワークの友人の方が多いというデータもある。中国は24.1人の対面友人に対して51.5人のソーシャル友人。国土の広さを考えれば中国特有のパターンとも言えなくもないが、英国でも対面21.4人に対して49.3人だ。どの国でも対面より、ソーシャル友人の方が多い。
次にもうひとつ面白いデータがある。Facebook、LinkedIn、Twitterのコネクションに対して、「今日、ビールでもどう?」と電話するのはFacebookで9%、LinkedInは3%、Twitterに至っては、0.3%しかいないという事実だ。
そして、最も正確な情報を提供してくれるソースとして信頼する3番目にソーシャルネットワークのコンタクトが入っている。
注:先週末、紹介したeMarketerの元ネタがGlobal Web Indexだ。先週は
「ソーシャルネットワークのコンタクト」が隣人の3.2と同率で4位になっている。と書いたが、どうやら3.0にも届いていないし、同率でもない。
参考:Listen, Participate and Engage (Online Ad 2009/10/30)
なお、彼のスライドの9ページめに以下がある。「Sony Ericsson w960iで検索すると10個中、10個はソーシャルメディア系だ」と検索結果を示している。
そんなことはない。Google.comであろうと、Google.co.ukであろうと最初に来るのは、Sonyericsson.comだ。他にもソーシャル系ではない結果が出てくる。どうしてこんな説明をするのだろう。それとも、Sonyericsson.comサイトそのものがソーシャルサイトだとでも言うのだろうか?と、先週末にSlideShareのページにコメントしておいたが、今日時点で、まだ返事はない。
Source:SlideShare / Global Web Index - Future Web
TV消費時間よりもオンライン消費時間の多い消費者が増え、対面友人よりもソーシャルネットワークでの友人の方が多く、そのソーシャルネットワーク内でのコンタクトの大半は顔も知らない赤の他人だ。そして、その顔も知らない赤の他人の言葉は、家族や親友の次に信頼できるとされている。
もうカビの生えた固定観念は払拭しなければならない。カビで覆われた目から見えるものはない。カビで隠された耳から聴けるものはない。そして、カビで包まれた身体では新しい歩みを踏み出すことはできない。
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