その資料の中で特に目を惹いたのは、下のスライドだ。年を取るにつれて友人関係はしぼんでゆく。18-24歳時の対面友人が32人、職場の対面同僚が28人だとすると、45-54歳時には友人が17人に減っている。
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それは、下のスライドに出ている。「小売Webサイトでレビューしている消費者」「SNSで知り合ったコンタクト」「よく閲覧しているBlog」といったデジタルコンタクトが、家族や対面友人、マスメディアセレブといった信頼順位に食い込んできている。若年層のほうが中年層よりも、赤の他人を信頼しているが、これは若年層がよりデジタルネイティブだということだ。
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- 一面識もない全くの赤の他人を信頼
- ユーザの存在、信頼関係は世界規模
- 赤の他人が我々の知識、アイディア、そして判断を決める
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Source:IAB Europe / Social Media 2009
Source:SlideShare.net
ソーシャルメディアスペースのユーザ、住人は一面識もない赤の他人の書き込み、リンク、RTを消費することで、彼らを信頼できる、するようになる。それは自分たちのスペースに参加している同じユーザ(Someone like me)だという意識を持っているからだ。この信頼関係は国内だけにとどまらずソーシャルメディアスペースに参加する世界のユーザに広がっている。今までマスメディアからの情報、学校・企業・団体の知己が我々の判断に少なからず影響してきたが、それにソーシャルメディアスペースで知り合った一面識もない赤の他人も加わってきたということだ。
そして、ブランドには一方的な情報・コンテンツの押しつけをせず、自分と同じ土俵に上がり、そこで会話することを望んでいる。24%はソーシャルメディアスペースでブランドにフィードバックしたいし、22%はソーシャルメディアスペースのコメント(声)を聞いてほしいと望み、6%は友人になってほしいとまで考えている。
もうマスメディア経由のコミュニケーションだけでは立ち行かないと理解した欧米企業・ブランドはソーシャルメディアスペースに参加し始めている。
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