
従来からのマーケティング手法では、ターゲット化された(潜在)顧客の注意を、たとえばTVCF、雑誌・新聞などの広告で喚起しようとする。だが、現在の情報洪水の中で広告予算をじゃぶじゃぶと注ぎ込む無駄ができる会社はどこにもいない。また、既成マスメディアの発信情報量よりも、ソーシャルメディアの情報量が数倍も多く、より深く顧客、ユーザに浸透している。
それではWeb 2.0スペースに広告を出せば済むかというと問題はそう簡単ではない。Blogの広告は25%、SNSの広告は19%しか信用されていないという結果がBuzzLogicから出ている。
Source:NYTimes.com / Blogs Find Favor as Buying Guides
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Source:BrandChannel / Airlines 2.0 : Online Technologies Take Off in a Recession
ということでBrandChannelに寄稿したShashank Nigamは、いくつか例を引いている。
- Virgin Atlantic Facebookファン 1万人以上
- AirFrance-KLM Bluenityラウンジ(SNS)開設
- Lufthansa GenFlyラウンジ(学生旅行客限定)
- Malaysia Airlines Malaysian HospitalityというBlog開設
- 航空会社名をオンラインで募集
- ロゴデザインをオンラインで募集
- キャビンアテンダントの制服をオンラインで募集
Delta AirlinesのSVP、Tim Mapesは、機内での騒動が元で出発が遅延した際、その一部始終を携帯で動画に撮り、リアルタイムでYouTubeにアップロードした乗客の話を紹介している。「この乗客は、その時点でDelta Airlines本社の誰よりも、ブランド体験をコミュニケートするパワーを持っていた」のだ。
こんな(潜在)顧客が数千、数万、数十万、いや数千万といるのだが...?
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