2009/02/26

Social Media Marketing & PR

MarketingSherpaが、「2009 Social Media Marketing & PR」というベンチマークガイドを出している。

今までのコミュニケーションやPR戦略・戦術が終わってしまったわけではないが、その中身が次第に変わってきていることを実感しているマーケターが多い。「企業のコミュニケーション戦略をソーシャルメディアが変革している」ことに強く同意、同意するのは中小・大企業ともに70%を超えている。

しかし、そういった現状認識にも関わらず、まだまだソーシャルメディアを活用する企業・ブランドは数少ない。その背景はというと?


「知識を持った人員の不足」が46%で最大、そして、「管理職の抵抗」も32%もある。「ROI測定の難しさ」や「予算不足」はすべてのマーケティングおよびPR活動について回るものだ。ソーシャルメディアマーケティングに特有のものではないことからすると、まだまだソーシャルメディアの理解や認識が追い付いていないため、稟議が上に上がらないといった現状が見えてくる。

Source:MarketingSherpa / Social Media Marketing & PR Bechmark guideline


だから多くの企業・ブランドがソーシャルメディアを調査、研究している。スタッフを充実させたり、外部のマーケティング会社からアドバイスやサポートを受けたりしている。


「Using Social Media」で紹介したように

  • 今後、多くの企業は、「Web 2.0を掌中にするため調査、分析、検討」を終え、「どこの誰に露出したのかさえ分からないマスメディア広告やWeb 1.0広告とは違い、顧客・ユーザとオープンな会話やコンテンツの共有をベースとした新しい戦略」を打ち出してくる。

ことは確かだ。


日本のグローバル企業・ブランドが上のグラフで示される現状認識さえしていないとすると、

  • このままでは日本ブランドに暗黒時代がやってくる気がする。

参考:Using Social Media (Online Ad 2009/01/28)

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