インターネット、Email、Web、IM、オンラインニュース、YouTube、Podcast、Webinar、Blog、Twitter、SNS、そしてモバイルと我々の日常生活、会社生活をデジタルメディアが取り巻いている。
反面、新聞、雑誌、ラジオ、TVといったレガシーメディアは、そのメディアとしての位置が崩れ、視聴者・購読者が減り、広告収入も激減していくのを目の当たりにしてきた。廃刊、休刊した印刷媒体は世界中でどれくらいに上るのだろう。
デジタルメディア以前にメディアシーンを独占していたレガシーメディアは、様々な対応をしている。が、その効果はレガシーメディアの臨終を大幅に伸ばすまでには至っていない。しかし、唯一、デジタルメディアの負の洗礼を受けていないレガシーメディアがある。
それはOOHだ。
Source:Flickr / muhawi001 New York Billboards
モバイル端末を常時携帯している消費者、顧客、ユーザに対して、On the move中のトリガーとなり、ユーザコネクションのゲートウェイを提供できるOOHは、固定看板であれ、デジタルサイネージであれ、レガシーメディアの中で唯一、デジタルメディアとの親和性が高い。OOHと、Bluetooth、SMS、CSCなどとの組み合わせは、移動、屋外、個人、SNS、Twitter、ビデオ、写真、ソーシャルコネクションといったキーワードと味よくからみ合わさるからだ。
いつまでもブランド名だけのOOHは論外だが、多様な仕掛けを可能とするOOHをデジタルマーケティング戦略のコアのひとつとして検討すべき時期に来ている。
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