Source:日本政府観光局(JNTO)
UNWTO(World Tourism Organization)のデータでも2009年は全世界で8.8億人の旅行者、4%の減少を記録している。
ただし、地域別にみるとアジア・パシフィックは前年比1.9%減で、各地域中最も減少幅が少ない。欧州、中東、米州と比べれば軽傷だった。
Source:UNWTO / World Tourism Barometer (pdf)
それにも関らず日本への訪日客が18.7%も減り、679万人になってしまったわけだ。「日本政府観光局(JNTO)は2010年までに訪日外国人旅行者数1000万人を実現します」とWebサイトなどで高らかに謳っているから、何としても今年1,000万人の訪日客を達成するのが至上命題だ。
さて、旅行業界、各種キャリアなどとの提携、ユーザ参加コンテスト開催、TVCF、雑誌広告、オンライン広告キャンペーンなど様々な施策が検討されているはずだが、昨年比50%増の訪日を促進するためには予算を増額するだけではなく、
outsmart rather than outspend our competitorsするヒントは2012年にオリンピックを開催する英国にある。
Facebook、Twitter、その他SNS、そしてBlogが、2012年ロンドンで開催されるオリンピックへ旅行者を誘致するマーケティングキャンペーンのコアになる。と、Visit Britainの担当者はセミナーで語っている。
SNSおよびBlogにより、潜在的訪英旅行者が英国社会に親近感を持つようになることを期待している。
Source:Independent / Toursims chiefs bid to cash in on 2012 Games
昨年の落ち込みを今年から挽回しようと予算を2倍、3倍にする各国もいるだろうし、バンクーバーオリンピック、バンクーバーパラリンピックが閉幕するや否や、Visit Britainや各国の旅行業界が2012年のオリンピックに力を入れ始める状況がある。
その中でVisit Japan Campaignが注目され、関連コンテンツが露出、消費、共有、再露出され、Visit Britainなど優勢な競合に伍してゆくため、
競合より多く支出するのではなく、(頭を使い)競合を出し抜くには、単純にSNSやBlogにバナー広告を出稿するといった企画ではなく、ソーシャルメディアマーケティング戦略全体企画のRFQを再度出すべきではないだろうか。UNICEFがモバイル戦略で行ったように。
参考:UNICEF RFQ for Global Mobile Strategy (Online Ad 2009/11/09)
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