英Guardianのサイトに「Fred Pearce's Greenwash」というセクションがある。
2007年の9月から22本の記事が上がっているが、これは様々な企業が行うGreenwash(ことさらにグリーンを謳う欺瞞的な広告、メッセージ、キャンペーンなど)を取り上げて紹介しているセクションだ。
以前、このBlogで取り上げたExxonMobileもあるし、AppleやNintendoも入っているが、ToyotaのLexusも9月の記事で槍玉に挙げられていた。
上のプリント広告の右下に「PERFECT FOR TODAY'S ECONOMIC CLIMATE」「(AND TOMORROW'S)」とある。(クリックで拡大)
この広告コピーに対して、「車が環境に対してほんの少し、あるいはまったく影響を与えていないというイメージを抱かせ、他車との比較でCO2排出に関して誤った印象を与える」という4件の苦情が、「ASA(Advertising Standards Authority)」に寄せられた。
ASAは、「この広告は他車との比較で排出量が少ないことを示唆し、車が環境に対してほんの少し、あるいはまったく影響を与えていないという理解を読者がし易い」とし、この広告を禁止したそうだ。
Source:Guardian / Fred Pearce's Greenwash
グリーンへと草木もなびく今日この頃だ。機能、性能をことさら消費者に伝えたいメーカーがいるが、たった4件の苦情でそのメッセージを変えなければいけない時代だ。
マスメディアを使ったメッセージ配信に、Web 2.0スペースでの参加型会話を組み合わせなければコンテンツを消費してくれない。そして、その背景や苦情、対応がすべて見えている。この時代にWeb 2.0対応部署を持たない企業・ブランドはブランド価値が落ちていかざるを得ない。
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