先週23日の「the World Day of Communications」に合わせて、ローマ法王Benedict XVIは、「FacebookやMySpaceなどのソーシャルネットワークは、我々すべてがつながり合わなければならないという基本的な願いに訴えかける"贈り物"だ」とするステートメントを発表した。
ということで、法王庁は早速、YouTubeにバチカンのチャネルを設けて、すでに12本のビデオがアップされている。その中で1万回を越えて最も視聴されているビデオのタイトルは「Benedict XVI: internet a new way to speak of God」だ。(クリックでYouTubeへ)
Source:ReadWriteWeb / Pope in a Box: The Vatican Comes to YouTube
Source:朝日新聞 / ローマ法王、ユーチューブに公式チャンネル
法王が、「インターネットは神について話す新しい方法」とまで語る時代に、神ではない下々の民に話しかけ、会話する手段としてインターネットを十分に使いこなしている日本企業はどれほどいるのだろう。
米赤十字などは、Blog、Flickr、YouTube、LinkedIn、Facebook、Twitter、Podcastなどに進出している。国の機関である米国務省のFlickrもある。Twitterもある。お堅い企業の代名詞でもある銀行のひとつ、Bank of Americaは先々週、Twitterを始めている。
Source:American Red Cross / Social Media
Source:NYTimes.com Blog Bits / Problems With Your Checking Account? Try Twitter
Source:BofA_help
しかし、日本のグローバル企業は、世界のステークホルダーとはお話をしたくないようだ。いろいろと越えなければならない垣根が縦割りの社内に存在しているのは事実だろうが、「Return on Ignoring:何もしないことの効果(損失)」を考えてみる必要もあるはずだ。
参考:Return on Ignoring (Online Ad 2009/01/16)
なお、残念ながらバチカンのビデオすべてはエンベッドできないようにしてある。これはもったいないと思う。
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