Dwellとは何かと言うと、オンライン広告の総露出impressionに対するアクティブなユーザエンゲージメントを言い、広告に対するマウスオーバー、ビデオイニシエーション、広告拡大イニシエーション、その他ユーザが広告に対して行うイニシエーションを指す。ただし、1秒未満の意図しないDwellは除外されている。すなわち、Dwellは(ディスプレイ広告)キャンペーンのブランディング効果を把握するために開発されたものだ。
基本的にDwellはEyeblasterがカバーしているリッチメディアの効果を測定している。高いDwellの広告は低いDwellと比べ、検索行動を3倍も促進するし、低いDwellであってもコントロールグループと比べれば10%増しの検索行動に結びついているそうだ。
ディスプレイ広告の効果を、Webサイトのコンテンツと競合して、如何にユーザを広告とエンゲージさせるかにかかっているとすると、ビデオ広告はユーザの注意を惹き、高いDwell効果を上げることになる。だから下のようにビデオ広告は、なしと比べて29%アップのDwell効果をあげ、ビデオ広告は、なしと比べて83%アップのDwell時間をあげている。





米国の場合、エレクトロニクスカテゴリのスタティックCTRは0.07%、リッチCTRが0.12%。ビデオ再生率は29.2%と、21カテゴリ中第9位とはかばかしくない。それもそのはずでビデオが約1分もある長尺では、エンゲージメントを促進するよりはユーザの興味を持続させられない結果となっているようだ。
スタティック広告からダイナミック、リッチな広告へ移行しているのは間違いのないところだ。が、それを使いこなせるかどうかは別の問題だ。
なお、24カ国のベンチマークには日本も入っている。ただし、内容はあまり期待しないほうが良い。
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