最初に、過去30日間に非email目的で会社からインターネットへアクセスしたユーザ(At Work Internet Users)と、会社以外の家庭、学校、その他などからインターネットへアクセスしたユーザのデモグラフィックスと、収入や家庭および企業での支出決定力を比較し、その後、会社からのインターネットユーザの行動を2004年のそれと比較している。
2004年と2007年の比較だが、職場で個人目的を達成するためにインターネットを使っているのが9ポイントアップで最大だが、それに続き仕事での生産性を向上させ、ハイテクやビジネス・ファイナンスニュース入手に役立っているという項目でポイントが上昇している。
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OPA Europeは、この調査を元にインターネットは日中に加え、プライムタイムのメディア消費も支配し、メディア消費傾向が決定的に変化したとしている。また、オンライン広告は「At Work」のクライアントベースにリーチしているとしている。
確かにインターネットは9:00から16:30までのDaytimeとDaytimeII、そしてPrimetimeでのメディア消費が伸びている。それに引き換え、TVはPrimetimeを除く全時間帯でメディア消費が落ちている。そして、特にTVの落ち込みは、雑誌、新聞、ラジオのそれを上回っているため、TVのメディアとしての地位が崩壊しているように見える。TVとインターネットの時間帯ごとのメディア消費を比較してみるとそのギャップが明白だ。(注:下図はOPA Europeのデータから作成したもので、上の引用PDFには掲載されていない)
また、職場からインターネットにアクセスするAt Work Internet Usersが増えている現状を考慮すると、クロスメディアミックスを行う際に時間帯別主要メディアの側面から考えるとインターネットがその中心に据えられるべきだと考える。
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