2008/01/28

Greenpeace Ranks Nintendo Last in Greenness

何度かGreenpeaceが行っているGreener Electronicsを紹介してきたが、第6回目、昨年12月に発表された調査結果ではなんと、Nintendoが最下位にランクされている。それも得点は「0」で、すべての項目で「0」を記録した初めてのグローバルブランドだとしている。

下の左端にある数字をクリックすると1回目から6回目までの各社のランクと得点が表示される。各回で順位の変動こそあるが、「0」得点で最下位にランクされたブランドはなかったわけだ。

今回からTVとゲーム機が評価対象となり、Philips、Sharp、MS、そしてNintendoがランクされている。Philipsが2、Sharpが4.7、MSが2.7、そしてNintendoが「0」得点と評価されている。Nintendoの場合、有害物質排除の予定、廃棄・リサイクルの予定、化学物質基準などいずれも情報がない、不足しているということで厳しい評価になったようだ。

Source:Greenpeace / Guide to Greener Electronics

NintendoはWiiで2,000万台、DSで6.600万台を出荷している。下のようにゲーム機としてWiiもDSも競合を寄せ付けず一人勝ちの様相だ。2007年3月末でXbox360が977万、Wiiが625万、PS3が280万だった。また、DSは3,957万、PSPは2,098万となっていた。

参考:Next Generation Console -2 (Online Ad)

それからすると10ヶ月弱でWiiは1,000万台増加して倍増したことになる。XboxもPS3も伸びは700万台弱の実績に留まっている。DSは 2,700万台、PSPは1,000万台伸びたようだ。
Source:VG Chart
参考:Greenpeace Ranks Sony Worst in Greenness (Online Ad)
参考:Panasonic and LGE Will Be the Worst in Greenness (Online Ad)
参考:Greenpeace Ranks Apple Last in Greenness (Online Ad)

Nokiaのように携帯だけで年間4億台以上を販売する巨人と比べればまだ台数は少ないが、WiiとDSを合わせて年間4~5,000万台を出荷するNintendoに、有害物質やゲーム機の廃棄、引き取りやリサイクルに関する説明責任はある。

GreenpeaceのページにはClash of the consolesというリンクがある。そこへ行くと、Sony、MS、そしてNintendoのCEOへEmailが発信できるようになっている。SonyならStringer氏へ、MSならBallmer氏へ、NintendoならIwata氏へemailが出せる。CEOのメールボックスが抗議のemailで溢れかえる前にしなければならないことがある。

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