- デジタル時代以前(有限のタッチポイント)
我々が企業やブランドと行うやり取りはアナログのみ。顧客の個人的なやり取り、電話、店舗あるいは支店などがブランド、あるいは企業が提供すサービスに触れる主な方法であり、場所。
- デジタル時代+2.0(マルチコネクトのタッチポイント)
個人が以前にも増してビジネスおよびブランドとエンゲージし、取引を行い、相互にやり取りする手段を獲得した。理想的な総体的な(ブランド)経験が結合されてきた。デジタルおよびアナログのタッチポイントが調和している。
- ポストデジタル時代+2.0(無限のタッチポイント)
デジタルとアナログの境界線が全体的にぼやけてきた。「ソーシャルタッチポイント」量が臨界に達した。理想的な無限のタッチポイントは液状化したフローに存在する。フラグメンテーションが基礎となる。
Source:Logic + Emotion / Infinite Touch Points
David Armanoは、「今から20年後にブランド、企業、そして製品やサービスとの相互のやり取りは無限になるのだろうか?より多くのオプション、チャネルコミュニティ、そして選択肢が可能となる中、整理統合されるのか、それとも拡大し続けるのか?」と自問している。
彼は、「現状ではまだ「無限のタッチポイント」は始まったばかりだからこそ、既成メディアそしてソーシャルメディアも断片化されている。整理統合されるのではなく、ブランド、企業そして製品やサービスと我々が相互やり取りをするように、すべてではなく、ある部分は「液状化したフロー」へ移行するのではないか」と書き、「もしタッチポイントが無限となるなら、あるいはそうなると思われるが、そうであれば(タッチポイントが無限となり、ブランドの製品やサービスと接触するたびに、その経験がどうであったか心理的なメモが積み重ねられるため)、より深層レベルでのブランドとの関係性を構築する機会が可能となる」と書いている。最後に、「しかし、理想的な「液状化したフロー」へ無限のタッチポイントが到達できたときにのみの話だし、あるいは少なくともエンドユーザ、顧客、あるいは参加者に対してそう思わせることができるときのみの話だ」という但し書きで結んでいる。
付け加えるとすると、無限化するタッチポイントは今後必ずCPGのみならずB2B製品やサービスにも波及し、ブランディングのコアになるだろうということだ。また、無限化するタッチポイントとは、エンドユーザ、顧客、参加者、ビジネスパートナーや流通、そして国、地方自治体、株主、従業員などブランドが対話、会話する訴求対象者、すなわち全ステークホルダーを意味し、グローバルなマーケティングがより重要になるということにもなる。そして無限化するタッチポイントの対象は人であるからこそ、またその人が新たなタッチポイントになるからこそ、今こそ、ソーシャルブランディングを検討する時だということでもある。
参考:Mindset Shift Required (Online Ad)
参考:Letting Consumer Control Marketing : Priceless (Online Ad)
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