2008/03/28

PPC Magic

HubSpotがGoogleのAdWords、PPCの面白い試算をしている。

そこでHubSpotが試算に用いた「weight loss」を「ダイエット」に置き換えて試算してみる。まず、Google Traffic Estimator Sandbox へ行ってキーワードを入力してみる。

次に「Continue」をクリックすると、キーワードごとにクリック単価、推定ポジション、推定クリック数、推定コストが算出される。

Source:HubSpot / How to Size Up a Market in PPC

ダイエットというキーワードで平均単価206~278円、3,500~4,400クリック@日、72万~122万円@日という結果だ。ここに50社とか、100社の競合がいれば単価、コストは上がっていく。「ダイエット」を競るのは数百社に上るだろうから、SOHOやパパママストアでは大手資本には太刀打ちできない。

また、キーワードコストをかけて売ろうとするダイエット補助食品が5,000円、粗利が4,000円、コンバージョン率が1%とすると、100クリックのうち99クリックは販売に結びつかない。260円を高値とするブロードキーワードなら、初めての売りが立つまでに約25,000円を払わなければならない。そして一日で考えればその約21倍、52万5千円を支払うことになる。一日10万5千円の売上をあげるためにその5倍を支払うことになる。

[ダイエット]というEXACTキーワード(524円x253)なら13万2千円@日だから、粗利が4,000円であれば33個の栄養補助食品が売れなければ収支は均衡しない。253回のクリックで33個の販売だから、コンバージョン率は13%という高率になる。こんな左団扇の生活があるのだろうか?

大手資本にしてもこれだけのコンバージョン率を上げることは不可能ではと思わせるし、PPCがローーーーーーングテールに欠かせないツールだとしても費用効果を納得させられないのではと思える。

Marketing Sherpaの「Search Marketing Benchmark Guide 2008」によれば、PPCを強力な戦術とするのが16%、効率的なROI手段だとするのが35%もいるが、本当にそうなのだろうか。どなたかPPC、SEMに詳しい方、説明していただけませんか?
Source :Marketing Sherpa / Search Marketing Benchmark Guide 2008 (pdf)

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