CNNICから新しい統計データが出ている。
昨年12月に46,300人を対象に行われた調査だ。それによると2007年末で中国のインターネット人口は2.1億人、2007年1年間で7,300万増、2007年6月から4,000万増だという。そして平均すると一日に20万人増えている。日本の地方都市ひとつ分のインターネットユーザが一日で増えているという強烈な増加ペースだ。
そのおかげで普及率は2006年12月の10.5%、2007年6月の12.3%から急上昇し、12月には16%に達している。
さて目を惹くのは、中国でのBB普及だ。1億6,338万人がブロードバンドユーザとしている。以前「Internet in China」でCNNICの2007年7月発表資料をベースに他媒体との比較、IMとemailなどを紹介した。その時には気づかなかったが、その資料ではBBユーザ数を1億2,240万人としていた。
参考:Internet in China (Online Ad 2007/9/12)
しかし、Point Topicの2007年Q3の資料を見ると中国のBBユーザを6,306万、米国は6,550万としている。その差は246万だ。そしてQ3に増加した中国のBBユーザ数を350万以上としている。同時期のUSの増加ユーザ数は209万だ。Q3で差が141万も縮まっている。
Source:CNNIC / The 21st Survey Report (pdf)
Source:Point Topic / 2007Q3 (pdf)
CNNICのグローサリにはブロードバンドもナローバンドもないため、どこまでをBBで、どこまでをNBとしているのか分からない。しかし、CNNICのデータを使わずとも中国のBBユーザ数が2008Q1には必ず米国を抜いて世界トップになるのは確実だろう。
さて、中国では2005年に1億7,670万人が英語を学び、1億3,700万人の小学生が英語を学ぶことになると随分昔に書いた。WTO加盟、そして今年8月のオリンピックと中国での英語熱は留まることを知らない。当局による検閲はあるが、多様な情報ソースへのアクセスを可能とするインターネットで消費するコンテンツは中国語だけだろうか?圧倒的な中国BBユーザが消費するのは英語コンテンツになるのではないだろうか?
参考:Lingua Franca & Internet/Online Marketing (Online Ad 2006/8/29)
2 件のコメント:
優秀な投稿! ありがとう。
Thanks for your comment.
But I wonder how you can read/write Japanese though you're living in Portugal.
コメントを投稿