2009/09/18

American Airlines Online Monitoring

9月14日に「JAL Story」を書いたところ、

参考:JAL Story (Online Ad 2009/09/14)

当日の15:00近くにAmerican Airlinesからアクセスがあった。下は筆者が使っているSitemeterのログだ。
American航空の多分、日本の方がアクセスしてきている。

Americanではなく、JALをキーワードとしたBlogモニタリングに上がったので、ちょっと確認してみたといったところだろう。

ログを全て確認するわけにもいかず、全てのドメインが名前解決されているログでもない。そんなログの中で目についたのはMarriottのCEO、Virgin AmericaのTwitter、Cathay Pacificのマイクロサイト、そしてJAL Storyだ。これらのエントリには遅くても半日後、早ければ1~2分以内に該当企業からのアクセスを記録している。

参考:Corporate / CEO Blogging (Online Ad 2007/01/22)
参考:Virgin America and Twitter (Online Ad 2009/07/24)
参考:Cathay Pacific Face to Face (Online Ad 2009/08/11)

以前にも、Oracle、IBM、Dell、HPに関するエントリに対して該当企業からアクセスがあったが、そのレスポンススピードが上がってきた。数日以内だったのが、当日、そして数分後にアクセスがくるようになった。

どうやら欧米企業ではオンラインのバズモニタリングが本格的に導入されてきたようだ。当然だろう。広告や様々なキャンペーンを打つだけ打って、消費者・ユーザがそれをどのようにとらえているのかをチェックしないのは片手落ちもいいところだ。彼らが何を言っているのか聞かなければ裸の王様になってしまう。必ず、広告やキャンペーンに関するキーワードのモニタリングをするはずだ。

そして、ブランド名に関連する基本的、継続的なモニタリングも始まっているらしい。それはBlogだけではなく、SNS、Twitterや、YouTube、Flickrなどでのメッセージ、コメント、タグなども含まれている。

こうした本質的なマーケティング活動、それもソーシャルメディアマーケティング活動から企業・ブランドが学ぶのは、広告にどのようなクリエイティブにすべきかとか、どのマスメディアに広告を出すべきかといった話ではない。検索広告にどのキーワードを使うかといった話でもないし、LPOをどうしようかといった話でもない。

どうしたら企業・ブランドコンテンツを理解してもらえるか、共有してもらえるかだし、コンテンツ露出・発信を広告だけにするのか、それとも広報を中心に据えるのか、あるいは、今までの縦割り組織を改めてフラットな組織へ改革すべきかといった話にもなる。

ソーシャルメディアが変革するのものは深く、広い。しかし、その最初のステップはバズモニタリングだ。国内はともかく、海外のバズモニタリングを行っている日本のグローバルブランドは何社いるのだろう?

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