2009/09/07

Lufthansa Twitter Campaign

最近、Lufthansaに関して、「Cash Back for Rainy Holidays」で、€20のキャッシュバックを行うキャンペーンを紹介したばかりだが、

参考:Cash Back for Rainy Holidays (Online Ad 2009/08/17)

先週、独在住の読者から「LufthansaのTwitter」キャンペーンに関する情報をいただいた。

それは何かというと、下のTwitter画面にあるように、「フォロワーになってくれた皆さまに感謝して全員に20ユーロのルフトハンザの商品券を進呈。こちらをクリックしてお受け取りください」というものだ(そうだ。筆者は独語不如意)。
(クリックでTwitterへ)
いただいた情報によれば、
FAZ(Frankfurter Allgemeine Zeitung)の9月1日の記事に「ドイツの大手企業、ソーシャルメディアにようやく注目」があり、Lufthansaが紹介されていた。

Twitterアカウントへアクセスすると上のエントリがあり、リンク先には「Lufthansaは8月31日までにフォロワー1万人を獲得する目標を設定していた。達成できなかったが、フォロワーになってくれた感謝の気持ちとして20ユーロの商品券を差し上げます」
と、あったそうだ。

そこで独語はちんぷんかんぷんの筆者もTwitterからリンク先へ飛んでみた。
(クリックでサイトへ)
そして、クーポンコードをゲットしてみた。
Source:Twitter / Lufthansa_DE
Source:Lufthansa / Mehr als 7.700 Follower für den Lufthansa Twitterkanal

ま、残念ながら、クーポンコードを使うには独在住者でなければならないし、使えるのは9月30日までらしい。

欧州は今、超格安航空会社Ryanairに席巻されている。事前購入で0.01ユーロといった運賃では、どんなにサービスが良く、機内食がタダであろうと、便のいい空港を利用できようと太刀打ちできない航空会社ばかりだ。

だから、「雨の日キャッシュバック」や「地球儀回して航空券ゲット」といったキャンペーンをやらざるを得ない。

参考:Cash Back for Rainy Holidays (Online Ad 2009/08/17)
参考:SAS Globe of Fortune (Online Ad 2009/09/01)

そして、Ryanairのカウンター攻撃はもっと凄い。というのは9月3日までに予約すれば10月、11月の500路線のチケットがタダになる「1 Million 'Yes to Europe'」キャンペーンをやっていた。(ただし、アナウンスされたのは9月2日)

Source:Ryanair / 1 Million 'Yes to Europe'

この戦いはRyanairの圧倒的な勝利に終わるかというとそうでもない。

機内の空気以外はすべて有料と揶揄されるくらいだから、機内食・飲料、預かり荷物、搭乗順などは有料。マイレージなし、新聞・雑誌・毛布なし、リクライニング・シートテーブル・シートポケットなしと、格安航空券ですし詰めにされる乗客の不満も高まっているし、安全面でも心配されている。

Twitterでの書き込みをNegative、Neutral、Positiveと判定してくれるTwendzでRyanairを見ると、一目瞭然だ。全体としての否定的なTwitterが33%、辺鄙な空港から都市までのバスに67%、フライトに43%、路線(?)に50%、座席に22%が不満を抱いている。
Source:Twendz / Ryanair

遅かれ早かれRyanairも顧客、乗客の待遇を改善し、顧客サービスを向上しなければならない。

そうなってきた時こそ、ソーシャルメディアスペースでのプレゼンス、モニタリング、対応が問題となる。

話がずれてしまったが、今、Lufthansa_DEのフォロワーは約8,000人、5月12日には697人、6月26日には3,271人だったから順調に伸びてきている。TwitterholicがモニターしているTwitterアカウントの中でフォロワー数は5,974位、ドイツ国内ではトップとなっている。

Source:TwitterHolic.com

匿名個人ユーザのアカウントかもしれないが、Lufthansaは英語アカウントも用意しているようだから、Twitterマーケティングがグローバルに開始される日も近いのだろう。

ところで、日本のキャリアはどうするのかしら?

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