その巻頭でオンラインの靴小売で成長著しいZapposが取り上げられている。1999年の売上は「ゼロ」、今年の売上目標は10億㌦超で、確実にクリアするらしい。CEOのTony Hsiehは、その成長の源を「自社カルチャー、中小企業、そして不断のカスタマーサービス」だとしている。
最初のトレンドとして語られていることは、「ニューメディアといわれるものはその力を発揮しており、もはや『新しいメディア』ではないことに疑いはない」ということだし、IABのCEO、Randall Rothenbergは、「インタラクティブメディアスペースで日常生活の大半を過ごしている多くの米国人、特に若年層がいる時、このパワーを利用する必要があるというのが、どんなマーケターにとっても最初のルールだ」と語っている。
ということでANAがあげる6つのトレンドとは;
- Harness the power of new media - and then use it to you advantage
- Focus on agility, versatility, and flexibility
- Renew your focus on innovation and creativity
- Recognize the increasing importance of marketing analytics
- Add value through consumer insights
- Establish stimulating conversation with consumers
2番目は実験的取り組みを指し、年間予算の5%を投下すべきとしている。また84%が5年前と比べ顧客洞察を獲得する重要性が高まっているとし、66%はすでにすべてのマーケティング活動に顧客洞察が組み込まれていると回答している。それだからこそ、4番目に測定指標およびマーケティング分析の重要性をあげている。そして最後の6番目に顧客との活発な会話を確立することをあげている。
既成マスメディアでこれら6項目を達成することは不可能であり、今、消費者・顧客が存在するスペース以外でそれを成し遂げることは困難だ。
金融危機により多くの企業業績が下振し、結果としてマーケティング・広告予算は削減、来期は大幅なカットが予想される。その中で上の6項目を実行していくことが可能なメディアはオンラインしかない。そして、単純に予算枠を削減し、従来からの既成メディア計画から離れられない企業とのギャップは大きく広がってゆく。
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