2008/11/20

Influence of Influencer?

ひょんなことからSteve RubelのTwitterに、「6.5 quake hits N. China」という書き込みがあるのを見つけた。11月10日だ。
元ネタは、BreakingNewsOnにある“MAJOR 6.5 MAGNITUDE EARTHQUAKE STRIKES NORTHERN QINGHAI, CHINA - USGS. DETAILS SOON.”だ。これは10日、月曜日の10:48に書き込まれている。

Source:Twitter / SteveRubel
Source:BreakingNewsOn

昔、DiggにPS3がリコールされるというガセネタがアップされ、数百人が記事をクリックしてだまされたという事件があった。その後、Diggは投稿記事の事前チェックを強化した(はず)。その際、Steve RubelはUpcoming Storiesにプールされている12~24時間の間にチェックするアルゴリズムの改善が必要だろうと自身のBlogに書いていた。

参考:Fake News Story Games Thousands of Digg Users (Online Ad 2006/11/23)
Source:Micro Persuasion

10:48に書き込まれ、それを10:49に引用した彼のTwitter書き込みを見る限り、元ネタの確認作業はしていないのだろう。

さて、今回のガセネタに引っかかった彼は被害者なのか、意図しない加害者なのかというと?

約87,000人の死亡・行方不明者を数え、1,100万人にも及ぶ被災者がまだ避難生活を続けている四川大地震の後だけに、「またか?」という思いでクリックすることはあるだろう。しかし、それほどの事件であればメディアサイトでの確認が必要だ。筆者もそうしたが、そんな速報はなかった。それさえもせず、ただ人の目を惹く特ダネニュースとしてTwitterに書き込んだとしたら、共同正犯の加害者だと言わざるを得ない。「Jokeなのか、ガセネタなのか、それとも昔のニュースなのか」とコメントを入れておいたが反応はない。

Ad Ageに隔週でコラムを持ち、Ad Ageが選出するPower 150のBlogのひとつであるMicro Persuasionを書き、様々なマス・ソーシャルメディアで引用、言及されるほどのインフルエンサーであるSteve Rubelは、少なくとも書き込みを削除するべきだと思うが、彼はそうではないらしい。

下の参考にあるように、もの言えば唇寒しという経験をした彼なのだが...?

参考:Loose Lips Sink Ships (Online Ad 2007/04/17)

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