11月19日にGoogle Livelyが閉鎖されるというニュースがあった。7月に「Online Healthcare -1」という書き込みをしたとき、「あまり期待できないだろう」と書いたが、それ以下の実績だったようだ。
Source:TechCrunch / Google Kills Lively
参考:Online Healthcare -1 (Online Ad 2008/07/31)
ということで、久々にKzeroをのぞいてみたところ2008年Q3におけるVirutal Worldの登録アカウント数があった。
まず、下は今年1月時点での登録ユーザ数を予想したものだ。Club Penguinが1,500万、SLが1,200万となっている。
それと比べ、今回のデータには、多数のVirtual Spaceが追加されている。ブルーのドットで示されているのは開発段階、あるいはプライベートベータ段階のサイトだ。さて、Club Penguinの登録アカウント数が1,900万、SLが1,500万となっている。前々回の予想や実績からすると順調に伸びているようだ。
そのほかに、Habboは1億、Neopetsが4,500万、Stardollが2,100万、IMVUが2,000万、Poptropicaが2,000万となっている。
拡大しなければよく見えないので直接サイトへどうぞ(あるいは下をクリックで拡大)。
次に各ブランドがどのVirtual Spaceに進出しているかだが、まず前回のケースを見るとToyotaを筆頭に複数のVirtual Spaceに進出しているブランドがいる。
それに比べ進出しているブランド数は増えている。ところがToyotaなど前回は5箇所に進出していたが、今回はThereとWOWの2箇所だけ。SLは撤退したようだ。また、There、vMTV、vSideなどの特定サイトへの進出が集中している傾向が見える。
これもわかりにくいのでサイトへどうぞ(あるいは下をクリックで拡大)。
Source:Kzero
参考:Virutal World Update (Online Ad 2008/02/06)
Park Associatesの最新データを見ると、YouTube、AIM、MySpaceなどと比べVirtual Worldへのアクセスは低い。しかし、アクセス頻度の高いコアなユーザが半数近いのが分かる。ただし、他のSNSのコアユーザ比率はもっと高い。
また、年代ごとにソーシャルネットワーキングサイトと比べるとVirutal Worldはまったくと言って良いほど重複している。
Source:Park Associates / Virual Worlds and Social Media
そこそこのコアユーザが存在し、年代構成はSNSと変わらないのにキッヅ向けの2D、2.5Dは繁盛しているが、リアル3DはSecond Lifeを除くとあまり盛況ではない。
Park Associatesは、利用頻度でSNSに遅れをとっているVirtual Worldには、住人の興味を維持しながら参加を促進する活動や目的が必要だとしている。キッヅ向けのWebkinzやToontownには親たちも参加しているようで2D、2.5Dの敷居の低さが貢献している。が、リアル3Dはまだちょっと敷居が高いのかしら。
Virtualというだけで名前の売れた時期は過ぎ、IBMのようにグリーンデータセンターをVirtual Worldで見せるといった本格的なマーケティングに組み入れられない限り、広告ベースでは限界があるようだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿