2008/11/07

Marketing in Recession

10月16日~19日にかけて開催されたANA (Association of National Advertisers) の年次総会で1,200人の企業側マーケターおよび代理店を対象として調査が行われた。

今後のマーケティング・メディア予算に関しては;
  • 33% のマーケターは支出を削減
  • 33% のマーケターは予算配分を再検討
  • 27% のマーケターは予算を増額
  • 7% のマーケターは変更なし
来年のマーケティング計画に関しては;
  • 26% 10%以上予算を増額
  • 28% 予算枠変更なし
  • 14% 10%以内で予算減額
  • 19% 10%以上の予算減額
マーケティング予算の配分を増やすセグメントに関しては;
  • 28% ソーシャルメディア関連
  • 19% グラスルーツ、バイラル関連
  • 17% 30秒TVスポット
  • 16% Web広告
  • 7% 新聞一面広告
  • 7% DM
  • 5% ラジオ
Source:BtoB Online / Daily News Alert

金融危機、信用収縮、業績悪化という背景がありながらも今年度の予算を増額する企業が27%もいる。来年10%以上増額するところも26%、そして増額するセグメントの大半(SNS、バイラル、Web広告)はインターネット関連だ。

その一方、当然のごとく今年度予算も来年度予算も減額する企業もいる。

今年から来年にかけてのマーケティングギャップは、予算額・枠だけには留まらない。今、消費され、共有され、再発信されるコンテンツのボリュームが上乗せされてくる。来年末には大きな差が出てきそうな予感がする。

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