Source:Ad Age / Obama Wins! ... Ad Age's Marketer of the Year
一方、B2Bの世界ではBtoB onlineが今年のB2BマーケターとしてKodakのVP-Chief business development officer、Jeff Hayzlettを選んだ。
これは、4年前はKodakの業績の30%にしか過ぎなかったB2Bビジネスを今日の60%にまで引き上げた功績を称えるものだ。
Source:BtoB Online / 2008 Marketer of the Year
この表彰式ではトップ・マーケターが一堂に会してパネル討論を行っている。参加者はAMEX、Kodak、IBM、Motorola、Oracle、そしてSiemensだ。
この討論会で語られたのは、「ソーシャルメディア、顧客エンゲージメント、そしてその解析は2009年のトップトレンド」だということだ。
- Motorola
DBマーケティングおよびセグメンテーションにより補強したインタラクティブ(マーケティング)を増加する - Siemens
ホワイトペーパー、詳細製品情報、そして実験的先駆者(Thought Leadership)プログラムを通して顧客とエンゲージしてゆく - IBM
マーケティングプログラムの効果測定指標を開発し、信頼およびリーダーシップのシェア獲得にフォーカスする - Oracle
ソーシャルネットワークは結構やってきた。我々のマーケティングツールおよび活動の弾薬庫のより重要な一部になってきている。 - Kodak
社員が(ソーシャルメディアに)エンゲージする際、FacebookやTwitterで署名し、企業ロゴを載せる場合、何をしゃべっているかを考える必要がある。企業あるいは個人としての拡張子なのかを確認し、もし、企業ロゴがあるのなら話は違ってくる。
Kodakだけが少し後ろ向きのコメントのように見える。しかし、Kodakには公式BlogとしてA Thousand Words Blog、Plugged In Blog、Grow Your Biz Blogがある。当然、多くの社員が勝手にBlogを書き始めた時期があり、社内Blog規範なるものを作ると同時に公式Blog戦略を構築したわけだ。それを前提として、それでも規範に則さないBlogなりには相応の対処があるという警鐘を鳴らしただけだろう。
Oracleは参考でも書いたようにWeb 2.0、ソーシャルメディアマーケティングを活用して実績を上げている。
参考:Oracle Web 2.0 (Online Ad 2008/08/21)
SiemensはまだWeb 2.0にフォーカスしたマーケティングだとは感じられないが、実験的先駆者(Thought Leadership)プログラムを通して顧客エンゲージメントを獲得してゆくということは、取りも直さず、Web 2.0的色合いを出してゆくということだろう。すでにグローバルなブランディングを開始しているSiemensがどのようなWeb 2.0的色合いを出してゆくのか注目したい。
参考:Siemens Global Branding (Online Ad 2008/05/07)
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