先日、「Samsung LED TV Campaign」を書いた。
参考:Samsung LED TV Campaign (Online Ad 2009/04/16)
22日にまた、SamsungからEmailニュースレターが届いた。今度は、LCD、Plazma、LEDと3タイプのTVをフィーチャーし、「Go green in high-def」と名打ったプロモーションだ。(下をクリックでEmailコンテンツのページへ)
今回も、前回同様に、Diggなどのソーシャルメディアマーケティングツールを装備している。
さて、これはSamsung USAのEmailプロモーションだが、登録ユーザは米国とは限らない。そのため、Samsung USAに登録している世界のインターネットユーザには同じEmailが配信されている。そして、筆者のようにコンテンツの一部をローカル化し、ドメスティックユーザに露出を拡散するケースもある。ということは、USAのコンテンツが世界に露出しているということになる。
こういったケースは何も特異なケースではない。
日本の有名なBlogで米国ソースの情報、ニュース、データ、レポートを紹介していないところを探すほうが難しい。独や仏のトップBloggerが配信するエントリには、当然のごとく、米国ソースの情報、ニュースがかなり含まれている。
また、英語が苦手な日本人とは違い、アジア、欧州、アフリカ、中近東、南米諸国のユーザにとって英語が情報入手に障害とはならない。だからこそ、米国、英語のカテゴリトップWeb/Blog/SNSなどのユーザは米国ユーザを大きく上回っている。
いい例が、FacebookにあるSusan Boyleのプロファイルだ。Wallに続々と書き込まれるコメントには英語だけではなく、仏・西語が見えるし、日本語もある。(なお、下の参考で、Twitterアカウントがあると書いたが、どうやら削除されたようだ。Facebookアカウントもtalent.itv.comが押さえたようで、金のなる木に大勢が群がってきた)
参考:Susan Boyle -2 (Online Ad 2009/04/21)
アーリーアダプターからの英語情報のローカライズ化と拡散、マジョリティが行う英語情報入手によって世界的なコンテンツ消費、拡散が行われている。
この状況を把握すれば、グローバルなブランディングができる。しかし、米国企業・ブランドは無意識のうちにその効果が出てはいるが、今のところ、それを意識した企業・ブランドはまだ存在していない。
数歩先を行くインターネットユーザを理解せず、従来からのコミュニケーションメッセージを担当テリトリごとに発信し続ける企業・ブランド、代理店がいるだけだ。ユーザとの会話ギャップが大きくなるばかりだ。
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