下のグラフのように、「ソーシャルメディア経験のないマーケターにどれほどの知識があるのか?」と尋ねると、「とても知識が豊富」が9%、「ある程度」が58%もある。合計すると67%、三分の二のマーケターは自分に相応の知識があると信じている。
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Source:MarketingSherpa / Social Media Experience
「これではTVを今までずっと見てきたからTVCFが作れると考えているようなものだ」とMarketingSherpaは切って捨てている。
調査対象の米国人マーケターでも、Facebookにプロファイルを持ち、Twitterアカウントでピーチクパーチク書き込んでいれば、それをベースに広告やPRを実施できるかというとそうではないからだ。
以前、「Social Media Marketing & PR」で紹介したように、「自社のソーシャルメディア導入に障害となるのは何か」という問いに対する回答のトップを占めているのは、「知識のあるスタッフがいない」が挙げられている。プロファイルを持っていたり、コメントしているだけでは広告やPR戦略を構築する力にはなりえないのだ。
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だから「本格的にやるのなら、専門の代理店やコンサルタントの力を借りろ」とMarketingSherpaは言っている。
が、その前に「出版メディアからソーシャルメディアへメディアシフトが起こっている」ことを書かなくてもいい米国と、それを書かなければいけないその他の国のマーケターとでは大きな差がある。また、「米国のメディアシフトは米国だけのものではない」と付け加えることも他の国のマーケターには必要かもしれない。
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