SpiceworksというSMBのIT・ネットワークエンジニア向けに統合管理ツールを無料で提供するベンダーがいる。たかだか2006年にテキサス州のオースティンで産声を上げたばかりの企業だが、すでにユーザベースが50万人を突破している。
5か月前のスライドを見ると、今後の12ヶ月間でユーザベース100万人突破も視野に入っているようだ。
この企業のプロフィットストリームは何かというと下の画面のようにHPなどITベンダーからの広告だ。2007年に27社だった広告主が、2008年には72社に伸びてきている。
NYTによれば、MS、HP、Dell、Intel、ADM、Sonyなどグルーバル企業が名を連ねている。
Source:NYTimes.com / Reaching Tech Folks on Their Turf
NYTがいうように、SpiceworksはGoogleや業界紙・誌ではカバーできないポイントがある。それはIT・ネットワークエンジニア・専門家が業務に従事している最中に露出することができるということだ。それも雑多なデモグラフィックではなく、IT・ネットワークエンジニア・専門家だけがオーディエンスだということだ。
SpiceworksはFacebookにPagesもある。ここでニュース、コミュニティ会話、製品やベンダーのアップデートを行っているそうだ。
こういったバーチカルなユーザスペースを活用するマーケティングは、本国からでもできるはずだ。Spiceworksだけではなく他にも、IT系の管理職・経営者層をターゲットにしたバーチカルサイトやネットワークが存在する。
既成レガシーメディアやそのオンラインサイトだけではなく、こんなユーザスペースやバーチカルネットを活用することもできるのだが?もったいない。
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