「The Corporate Bloggings and Social Media Trends Survey」というCompendiumのレポートをMarketingProfsが伝えている。
それによると、企業Blogにアクセスしたユーザの81~100%が初めてのビジターだというのは三分の二近い(63.2%)に達している。初めてのビジターが40%以下、すなわち、60%はリピーターだというのは合計しても3.9%しかない。
B2C企業の場合、初めてのビジターがトラフィックの80%以上を占めるという企業が72%。その大半は検索エンジンおよびリフェラルからやってくる。オーガニックな検索結果からのトラフィックが41%以上を占めているのは49%になる。
B2企業の場合、初めてのビジターがトラフィックの60%以上を占めるという企業が64%。オーガニックな検索結果からのトラフィックが41%以上を占めているのは40%になる。
Source:MarketingProfs / Most Business-Blog Traffic From First-Time Visitors
B2C、B2Bでの若干の違いこそあれ、企業Blogへのトラフィックがオーガニック検索、そしてリフェラルであり、そのリフェラルの大半を占めるのはソーシャルメディアスペースにおけるユーザ個人とそのピアリレーションズ、コネクション、ネットワークであるのは間違いない。そしてオーガニック検索にソーシャルメディアスペースでの露出が大きく反映されていることも間違いがない。
初めてのビジターをリピーターに変え、彼らのピアリレーションズ、コネクション、ネットワークにコンテンツを拡散、共有、再露出してもらうためには、企業Blogそのものがソーシャルメディアスペースに参加していなければならない。
企業Blogを立ち上げるだけで、ソーシャルメディアスペースに参加することにはならない。RSSフィードやTweetMemeガジェット、ブックマークおよび共有ツールを装備するだけで参加することにはならない。読者やリンク、引用が増えたところで参加していることにはならない。botが日に何回も、何ページにもわたってクロールしていようが意味はない。
企業Blogがユーザに対して価値を与えるコンテンツを提供していない限り、OOHの巨大看板のように雨風に晒されているだけで、また対話が成立していない限り意味がない。
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