本当に心配しているのはソーシャルネットワーキングサイトとの競合だ。と語っている。
Facebookの友人やTwitterでフォローしているユーザは、信頼する情報ソースとなっている。しかし、Twitterでフォローしている1,000人よりもCNNはことニュースに関しては最も信頼されるソースでありたい。
だから、CNNがガチで競合しているFoxが抱える200万人の視聴者よりも、Facebookが抱える5億人のほうを心配している。
Source:WebProNews / CNN President "Really Afraid of" Social Networks
Source:Google News (AFP) / Social networks a challenge to cable news: CNN US president
レガシーメディアの中でもプリント系のような化石メディアとは違い、インターネットでも、SNSでも、Twitterでも存在感のあるCNNにして、これほどの危機感がある。
それは先週、Silicon Alley Insiderが伝えた2009対2008年のメディア別広告費の現状を見るとよくわかる。前年比で12%も落ち込んだ広告費は1,253億㌦にとどまった。ディスプレイ広告を除き、残りは全滅といった状態だ。
消費者・ユーザが離れ、発行部数、視聴者数、広告収入が減り続けるレガシーメディアからメディアとしての信頼も失せてしまったとしたら...?
Source:Silicon Alley Insider / Chart of the Day
ハドソン川の奇跡にしたところで、ハイチ地震にしても、第一報、速報系はレガシーメディアの出る幕はない。その後現地入りしたレガシーメディアは速報や、ニュース価値がなくなれば引き上げ、続報は途絶える。が、その後も現地の個人、家族、地域の厳しい現実や被災者の細かな息遣いまで伝えてくれるソーシャルレポーターの続報に大きな価値を見出すユーザ達は、募金や必要物資の調達、現地での支援活動まで幅広く参加している。そこに信頼が芽生え、育っているからだ。
派遣、特派でしかないレガシーメディアと、現地化するソーシャルメディアの違いがユーザの信頼を分けるとしたら...?
ということは、企業・ブランドが価値のある存在として信頼されるメディアスペースは、どちらを主にしたほうがいいのだろうか?
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