2010/04/27

Minimum Digitization Requirement -1

Siemensから定期的に以下のようなプレス・ニュースレターがemailで送られてくる。
これは一週間分のプレスリリースをまとめて送ってくれるサービスだ。基本的にはプレス関係者へ送られるものだが、登録さえしておけばプレス関係でなくとも送ってくれる。

今回のemailには、4月30日に開催予定のeMobilityの案内や上半期の業績発表予定と、16日から23日までに発信された発電所、人材雇用、Hanoverフェア、ベニスの新交通システムなどのプレスリリースがまとまっている。

そして、例えばeMobilityのリンクをクリックしたWebサイトのページには、当然のように共有ツールが装備されている。Digg、Delicious、Facebook、Twitterはもちろんだが、Yigg、Xingといった独ベースのちょっと耳慣れないサービス、ツールも装備している。
Source:Siemens / Emobility

Siemensは、テキスト、画像、動画、共有ツール、そしてFacebookにあるeMobilityへのリンク、そのWebコンテンツを幅広く配布するemailやRSSフィードなど最低限のコンテンツや機能がそろったWebページを準備している。

どこかのメーカーのニュースリリースのようにテキストだけで画像はなく、クリックしようと言う気さえ起こさせないケースとは違い、メリハリの付いたテキストと画像、クリッカブルの組み合わせなど、Siemensのやっていることは最低限のデジタル化だ。

さて、Viral Video from Ciscoで以下のように書いた。
デジタル化しただけではターゲットに届かないのだから、CSRレポートをpdf化してWebにアップしてもターゲットに近いス ペースに置いたことにはなら ない。プレス・ニュースリリースをデジタル化し、共有ボタンや画像・動画を張り付けただけではソーシャルメディア化したことにはならない。コンテンツを消 費してくれるターゲットが行動する範囲にそれは存在していないのだから。そして、以前からの広報や広告のように、リリースを発信したり、出稿したら手を出 さなくてもいいのものではなく、出した後の方が手間暇をかけてメンテナンスをしっかりとやっていかなければならないものなのだから。
参考:Viral Video from Cisco (Online Ad 2010/04/24)

Siemensが最低限のデジタル化に加えて行っていることがある。それは明日。

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