2010/04/05

PR Tip

昔、「Stupid press release SPAM」で取上げたDavid Meermanが、「PR売り込みのコツ」を書いていた。

彼も以前はいくつかの企業でマーケティングやPRのVPをしていたとのこと。そして、現在、PR売り込みを受ける立場になって、如何に売り込まれるPRが的外れであり、役に立たないものかを実感しているらしい。

そこで、PR売り込みのコツを書いている。
  1. 製品を売り込むな
  2. 大抵のジャーナリストは製品に関心はない
  3. 客が抱える問題をどのようにして解決したかを教えてくれ
参考:Stupid press release SPAM (Online Ad 2009/11/05)
Source:Webinknow / Single most essential PR pitching tip

彼のように何冊も本を出し、各地で基調講演をし、日本にも招聘されるほどではなくとも、ソーシャルメディアスペースでインフルエンサーとされる人間のもとに、各社はこぞってプレスリリースを送ったり、Emailでのやり取りからBloggerミーティングなどを開催して、製品・サービスを取上げてもらおうと手を尽くしている。

そのため、製品カタログそのものに近いBlog記事を目にしたり、また、プレスリリースと一字一句違わない提灯記事を目にすることもある。反面、製品やサービスを購買することで客は何が得られるのかを並べている、比較している記事に出会うことは少ない。

提灯記事があるくらいなので、大抵のジャーナリストが製品に関心がないかどうかは異論のあるところだが、ユーザの興味を惹きつける記事はカタログやリリースベースのものでないことだけは確かだろう。

実際のところ製品を購買し、長時間利用しているユーザだからこそ気がつくメリットや問題がBlogやForumで取り上げられ、それをマスメディアが取上げてバズ化するケースがある。カタログやリリースでは取り上げない、分からない製品特性こそユーザの興味を惹くことは確かだ。

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