英米それぞれ1,000人、合計2,000人を調査したレポートだ。
ご多分にもれず、両国の消費者ともに、購買予定製品・サービスをまず調査、検索して比較している。
「いつも必ず比較する」のは51%、「時々比較する」のは44%。「めったにしない+やったことがない」というのは5%でしかない。
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言わずもがなの「友人・家族」が40%、専門家のレビューが28%、ピアのレビューが19%。そして、企業が8%、広告などが5%でしかない。
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消費者の95%が購買予定製品・サービスの調査・検索を行っており、その際、参考にするアドバイスのソースの87%を占めるのは企業・ブランド以外となっている。
これで企業・ブランドは消費者に信頼されていると胸を張ることができるのか?
消費者の信頼を再構築するためには...と、後はAlterianのセールストーク、マーケティングが展開されてゆく。
しかし、Alterianのこのレポートに文句はつけられない。まったくその通りと大きく頷くしかない。
なぜなら、企業を「いつも信頼している」のは9%、「時々信頼する」のは60%だが、「めったに信頼しない」と「絶対信頼しない」を合計すると31%にもなるからだ。
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それよりも、今、消費者・ユーザ・顧客が企業・ブランドに対して何を話し、書き込んでいるのかをモニタリングし、そして彼らの声を直接聴くことしか、信頼回復の道につながるステップはないのでは...。
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