Sony BarviaのPaintや、Play-Dohを仕掛けたMikah Martin-CruzがSamsungに移って、マーケティングディレクターとして腕をふるったようだ。
Source:Guardian / Samsung to launch £8m 3D TV ad campaign
そして、4月30日、筆者が購読しているElectronic HouseというサイトのニュースレターにSamsungがバナーを出稿していた。広告をクリックすると350㌦相当の3Dスターターキットを無料でどうぞというSamsungのサイトへ飛ばされる。
Source:ElectronicHouse
また、5月20日には、オランダで歴史的建築物をスクリーンに見立てて3Dプロジェクターの映写会が開かれた。
この映写会へのトリガーのひとつとして、Foursquareで3Dイベント告知および誘引を行っていた。
もちろん、新しいTwitterアカウントもある。
Source:Foursquare / Samsung 3D event
Source:Twitter / Samsung3Devent
当然、日本のグローバル企業・ブランドも3D TV用プロモーションを行っている(はずだ?)が、どうも旗色が悪いようだ。
言えることは、
- 英国Samsungの3D TV露出は英国だけではなく、欧州に限らず全世界にも波及する。当然、米国Samsungの露出も同様。
- 広告費以上の効果、共有、再露出がソーシャルメディアスペースで生成される。
- レガシー、オンラインだけではなく可能な限りのタッチポイントを利用することで訴求を最大化している。
ここが一番大きく、深く、長いギャップとして日本のグローバル企業・ブランドとの間に存在している。多分、ソーシャルメディアスペースから一番遠い存在である役職者の理解なくして、ソーシャルメディアマーケティングは実行できない。そのため、既存予算の一部を抜き出して実験的、トライアル的にやるしかなく、専属組織、人員、予算、外部支援エージェンシーのいない中では期待する結果を得ることは不可能に近い。
役職者にクラッシュコースを提供したP&Gのデジタルビジネス戦略チームのLucas Watsonは、
「P&Gのマーケティング役員に今まで学んだことがないようなやり方でデジタルメディアを学ぶ経験をしてもらい、彼らを鼓舞し、 デジタルメディアに曝したかった」と語っている。
参考:P&G Digital Hack Night (2009/03/25)
既存の、従来通りの広報、広告、マーケティング、ブランディングだけではだめ。また、それをいか様に拡張したところで、アドホックなグループを作ったところで、ソーシャルメディアスペースには訴求しないことを理解してもらうためには、クラッシュコースを開催するしか道は残っていないのでは...?
0 件のコメント:
コメントを投稿