4,028人の消費者を対象に行われたChangeWaveのスマートフォン調査がある。
これからの90日間にスマートフォン購買を予定している消費者の割合は6月時点で16.4%にまで伸びている。1年前、AppleのiPhone 3GSリリースで押し上げられた14.4%という割合をも越えたブームになっている。
そのスマートフォン市場を牛耳るのはどこかというと、これはAppleが52%で圧倒している。5月の調査から21%ポイントも飛躍的にアップしている。それに続くのはHTCで7%ポイントアップの19%になっている。
それに比べると、Motorola、RIM、Palmは見る影もない。特にPalmの割合は「0%」だ。
Appleに対抗するAndroid系スマートフォンメーカーの勢力図が塗り替えられてきたということだ。昨年12月、今年5月の調査でトップに立っていたMotorolaが失速し、それをHTCが軽く追い越している。
ただし、4.4インチ画面を持つDroid Xが上の図を塗り替えることになるのかもしれない。
Source:ChangeWaveResearch / Latest Smartphone Survey
Source:PCWorld / New Droid Phone Coming on June 23
それにしても日本メーカーの姿がないのは寂しいですね。
携帯ユーザの満足度リストに台湾のHTC、韓国のLGとSamsungが顔を出しているが、日本メーカーというか、出資は対等だがEricsson出身者がトップなどを務めるSony/Ericssonが9位に顔を出すだけだ。
こういったリストに限らず、国力でも、グローバル度でも、英語力でも、最先端製品でも、日本あるいは日本ブランドがまるっきり顔を出さなくなる時代がもうすぐそこに来ている気がする。
大手企業の大半は、連結売り上げの半分、あるいはそれ以上を海外であげている。これから縮ゆく国内市場でどんなにブランド認知や価値が高くとも、海外市場で認知もされず、ランキングに顔を出さないようなブランドは滅びるしかない。ということは売上の半分、あるいはそれ以上が失われる可能性があるということだ。
日本本社がやることはそれこそ山のようにあるのだが...。
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