実は調査データの中に「Reading blogs:usage trends」と「Writing blogs:usage trends」というセクションがあり、個人日記、ニュース、音楽など16項目に分類してどれくらいの比率でBlogを読んだり、書いたりしているかというデータがある。ところがこの読んだり、書いたりしている各項目のパーセントが全く同じだった。
そこでUniversal McCannに確認していたところ先日、回答があり、正しいデータをもらうことができた。
Blogを読むカテゴリは、家族・友人のBlog、個人日記、ニュース、音楽などが続いている。
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Blogを読むカテゴリ詳細の中で注目すべき項目を見る。
- 26% ニュース・出来事
- 31% コンピュータ
- 28% テクノロジー
- 26% 製品のお薦め
- 21% 科学
- 18% 自分の仕事に関係するビジネスニュース
- 18% ビジネスニュース一般
- 29% ニュース・出来事
- 26% 製品やブランドに対する意見
- 24% コンピュータ
- 21% テクノロジー
- 13% 科学
- 13% ビジネスニュース一般
- 12% 自分の仕事に関係するビジネスニュース
Blogユーザの大半が個人や家族・友人のBlogを読み書きしていることは事実だが、決してそれだけではない。IT・テクノロジー、そして企業人として業務に関する事柄を読み書きしているのだ。
Blogがスクープを報じることもあるし、マスコミとは違う切り口で解説してくれることもある。Blogはマスコミが取り上げないニッチだが貴重な情報・ニュースを届けてくれ、多くのマスコミとは違い、オープンに公平な対話ができるコミュニケーションチャネルとして市民権を確立している。
企業が対話すべきは別に個人の日記を読み書きしているユーザでも、TV番組やセレブを読み書きしているユーザでもない。しかし、「製品やブランドに対する 意見」を書いたり、「自分の仕事に関するビジネスニュース」を書き込むユーザだ。彼らはいわゆる、インフルエンサーだし、そのインフルエンサーの意見、ア ドバイスを読んでいるユーザだ。
「Dell Hell」のような例がいつ起こるのか誰にも分からない。また、今度、火を吹くような映像があればリアルタイムで世界を駆け巡ることは間違いの無いことだ。
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今、企業やマスコミからの情報量よりもUGCの量が増えている。そのUGCの中でブランドが語られている。企業の知らないところで、ブランドをユーザがコントロールしているといっても過言ではない。Bill Marriottほどとは言わないが、Blog社会でブランドの存在を知らしめ、数多くの対話を行い、ファンを増やし、そのファンにネットワークを張ってもらわない限り、ブランド価値は高まらない。
参考:Online Hotel Booking and CEO Blogging (Online Ad 2008/06/06)
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