全員の86.1%はPRプロフェッショナルからリリース、素材などを受け取っている。と、左下の「YES」には86.1とあるのだが、「No」も27.4もある。多分正しくは、76.1%と、23.9%あたりだと思う。
それはさておき、それを79人のBloggerだけに絞ってみると、PRプロフェッショナルから送られてくる非請求のリリース、素材をどれくらい記事にしたかというと、素材の21~80%を記事にしたのが25.3%、1-20%が49.4%、まったく記事にしなかったのが24.1%いる。
また、PRプロフェッショナルから送られてくる非請求のリリース、素材がBloggerがカバーする領域に関係しているかというと、51~100%関係しているのは30.4%にしか過ぎず、半分近くの49.4%は25%以下しか関連していない。
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メディアプロフェッショナルがBlogを利用する目的のトップは(読者、ユーザの)見方・意見を測るためが57.7%、他のMSMが何を書いているかを知るためが51%、記事を書くためのレポートを見つけるためが38.7%、業界のレポートを見つけるためが29.5%などとなっている。結構、コアな部分でBlogを使っている。
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記事のネタを探している時、「非常に重要」、「とても重要」なソースはどこかというと、企業Webが64.7%、マスコミ報道が62.5%、企業のプレスリリースが50.5%となっている。企業Blog/Podcastsや、CEO/取締役のBlogはそれらに比べると低い評価だ。Fortune 500 Business Blogs(Online Ad 2008/04/17)で書いたように、Fortune 500にランクされるような企業でBlogをやっているのは今年4月時点でようやく57社にしか過ぎない。まだ11%ちょっとだ。SunやMarriottのCEO Blogがいかに効果を上げているか、いかにフラットな情報提供が重要なのかがまだまだ理解されていない。
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メディアプロフェッショナルがPRプロフェッショナルに望むコンタクト方法として、emailがダントツの80.9%。コンタクトして欲しくないのが6.7%、6.3%が電話、郵送が3.3%、Faxが1.2%もいる。
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雑誌、新聞メディアの記者が多いからなのか、今時、Faxで情報をもらいたいという調査対象者がいるのには驚いた。また、PR側はいままでの既成メディアと同じようにプレスリリースを闇雲に送っているだけなので、Bloggerからすると自分のBlogに関係のない情報が送られてきている。だからBlog記事にすることもなく、捨てられている素材が24%もあるし、20%以下しか使われていない素材が半分近い49.4%もある。
この調査では触れられていないが、プレスリリース素材のコンテンツも重要になる。PDFファイルを送付するだけでは会話は成り立たないから素材のカンバセーション力をつけなければならないし、ランディングページの改善も行わなければならない。
やはりPRはメディアおよびPRプロフェッショナル側の両方で相当遅れているようだ。
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