2008/06/30

Amazing Ball Girl

下のバイラルビデオでフィーチャーされているブランドが分かる人は?


6月3日にYouTubeにアップされ、iMedia ConnectionによればYouTube全体で100万回以上、Chicago Tribuneによると200万回以上の視聴を獲得している。YouTubeには数10本のコピーが溢れかえっている。Break.comにあるビデオの視聴は単体で168万回を越えている。

Ad Ageが6月9日に記事を書き、ABCの「Good Morning America」で取り上げられて火がついたようだ。

Source:Ad Age / Element 79's Swang Song for Gatorade Is Pure Gold
Source:iMedia Connection / Gatorade's fake viral cracks 1M views
Source:Chicago Tribune / 'Ball Girl' scores buzz for Gatorade
Source:Break.com / Ball Girld Makes Incredible Catch

このブランドが「Gatorade」だといわれても分かる人は少ないと思う。

ファールボールをキャッチしたボールガールが定位置に戻った時、彼女の足元にあ るドリンクが「Gatorade」だ。代理店のElement 79が最初にアップしたビデオにはちゃんと「gatorade "ball girl" directed by baker smith @ harvest」とクレジットが入っているが、それを越える最大視聴回数のコピーものに「Gatorade」の「G」の字も入っていない。

このビデオがバイラル化したのは何をおいても息を呑む、ジャッキー・チェンばりのファウルフライ捕球だ。左翼手はファウルだと判断して動かないところを、かわいいボールガールがフェンスをよじ登り、ジャンプしてキャッチ。澄ました顔で左翼手にボールをトスして観客の声援に手を振りながら定位置に戻る。「大したことじゃないわ」という顔で次のプレイを見る。という驚きがユーザを捉えている。

ビデオ内でのブランド露出を最低限に抑えながらコンテンツの迫力と意外性のマッチングがバイラル化の原動力となっている。少なくとも数百万に上るバズがポップカルチャーバズを作り出し、最終的には製品との関連を紡いでいる。

Gatoradeのスポークスウーマン、Jill KinneyはiMedia Connectionで、「ブランドがポップカルチャーで語られる時、うまく行く」と語っている。

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