中から2つほど拾ってみる。B2B企業・マーケターにとって何が一番重要かという、IDCの調査が出ている。1~5までの5段階評価で7項目を訊ねたところ、当然、それは引き合い生成がトップで4.3ポイント、続いてブランド認知が4.0、オンライン・インタラクティブマーケティングが4.0となっている。
それでは引き合いを生成するためにどんな戦術を利用し、その戦術の効果をどう評価するかのかというForresterの調査がある。利用する引合生成戦術としてEmailが80%台後半、PRが80%、展示会が70%代後半。そしてその効果が高いものとして、エグゼクティブセミナーが50%強、自社営業が40%前後、WebinarとSEO/SEMが同率くらいで30%代前半という結果になっている。
Source:BtoB Online / Lead Generation Guide
非常に乱暴だが、利用している引合生成戦術として挙げられてる17項目を次の4つに分類する。Email、検索、Webinar、Online Ad、Video、Blog、Web 2.0などをオンライン戦術、PRも含めDMとPrintを印刷媒体系、自社戦術に展示会、スポンサー、セミナー、営業の4項目、そして既成マスメディアをラジオ、屋外、TVとし、その利用率および効果の累計%を計算してみる。
- 利用 効果
- オンライン系 347% 147%
- 印刷系 206% 38%
- 自社系 261% 129%
- マス系 33% 55%
先日、「B2B Print Ad in 2007」を書いたが、B2B向け印刷媒体への広告費は大手100社で前年比7,686万㌦(7.6%)も減少していた。引合生成だけを目的としているわけではなく、ブランド認知やパートナー支援目的もあるから、この減少原因は引合生成効果が低いからというわけではない。しかし、この群を抜く印刷系の効果の低さを見ると、B2B向け印刷媒体の広告費が一層、削減されるとしても無理はないと感じる。
参考:B2B Print Ad in 2007 (Online Ad 2008/05/28)
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