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BlogのAd Neworkでも、ポータルにぶら下がっているBlogでも、SNS内にあるBlogでもありません。
さて一体全体これは何でしょうかというと、これはSun MicrosystemsのBlogの数字だ。
社員総数34,440人のSun Microsystemsが抱えているBlog合計数が4,396ということ、Blogを書いているユーザ数が4,951人だということだ。ということは社員の14.4%がBlogに携わっていることになる。そして、合計エントリ数およびコメント数が10万を越えている。SunはこのとてつもないBlog露出を行っている。
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左はSunが公開している人気Blogのリストをトップ20まで抜き出してきたものだが、SunのトップBloggerは41,532ヒット@日をたたき出したJim Grisanzioだ。Jim GrisanzioはTechnoratiでも、107のBlogからリンクを受け、Blogランクは55,893位となっている。
一日に4万ヒット以上ということは、年間1,400万ヒット以上ということになる。大半はSun社員からのアクセスかもしれないが、ちょっとしたBlogネットワークよりも大きな露出を獲得している。そんなBlogがごろごろ転がっているわけだ。
左にはないが、人気Blogのラスト(60位)に上がっていた「Storage Stop」というBlogがある。これでも一日に2,837ヒットだ。年間100万ヒット程度にはなるだろう。
Source:Blogs.sun.com
SunのBlog全体で年間に一体いくらくらいのヒット、露出があるのだろう。これを広告露出に換算するといくらになるのだろう。
仮に60位までの合計が一日で100万ヒットとすると、年間3.6億ヒットになる。これにこれら60Blogを閲覧したユーザが書き込むエントリ、リンク、ソーシャルブックマークなどが加わった総合露出を無理やりに5億PVと同じだと考え、CPM10㌦で計算すると500万㌦になる。
無茶な計算だが、話はこれだけでは終わらない。「Online Hotel Booking and CEO blogging」でForresterが算出したBlogに関するROIを紹介したように、60Blogのエントリによりサポートのコスト負担を軽減できたり、マスメディアへの露出、広告の可視化があり、売上増加につながる。
そして、社の公式Blogを公開していない他企業と大きな差をつけることができる。その企業から考えると500万㌦では済まない露出ギャップが生まれることになる。
参考:Online Hotel Booking and CEO blogging (Online Ad 2008/06/06)
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