まず、「就業時間中にソーシャルメディア利用を許可」しているかだが、昨年の37%から2倍近い69%へ許可している企業が増えている。
当然、企業側としては「生産性低下:65.7%」、「セキュリティ上の問題:45.7%」、「不適切なコンテンツ投稿:42.9%」を挙げて、ソーシャルメディア利用を禁止してきた。しかし、こういった見方は変化してきたようだ。49%の企業は適切であれば企業SNSで自由に発言することを許可してきている。
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次に企業側がどのようにWeb 2.0アプリを使っているかだが、2007年と2008年を比べると面白い、2007年には「消費者とのコミュニケーション増加」、「ブランド認知向上」、「マーケティング調査」という順だが、2008年には「ブランド認知」がトップになっている。また、3番目には「顧客エンゲージメント向上」が入っている。
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そこで、どんなWeb 2.0ツールを利用しているかというと、以下のとおりでBlogが80%、SNSが62%、コミュニティが61%に達している。それ以外にも、RSSフィード、フォーラム、ビデオ、タグ、Podcasts、写真共有サイトなどがある。
外部コミュニティは消費者および潜在顧客のニーズに対応する場所だ。企業側としては消費者ロイヤルティ・保持に76%、ブランド構築に74%、消費者とのコラボレーションに67%が期待している。
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Source:Awareness / Trends and Best Practices in Adopting Web 2.0
企業はWeb 2.0、ソーシャルメディアを活用して消費者および顧客と新しいコミュニケーションチャネルを構築している。その目的はブランド認知・構築、コミュニケーション向上および顧客とのエンゲージメント強化だ。
広告露出からブランド認知・構築といった訴求チャネルだけでは今後のマーケティングは立ち行かない。消費者および顧客がいま、集まるスペースに参加し、コンテンツを共有してもらうマーケティングが必要になっている。
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