とうとうGoogleもクリック詐欺を見過ごせなくなったようだ。クリック詐欺のインデックスを公表しているClick Forensicsと提携してクリック詐欺を撲滅する取り組みを始めたとMarketing Voxが伝えている。
下は2008年Q2
下は2008年Q3(下をクリックでClick Forensicsへ)Source:Marketing Box / Google, Click Forensics Join Forces Against Click Fraud
Source:Click Forensics / Click Fraud Index
ただし、この提携はクリック・クオリティレポートを自動生成するClick ForensicのFACTr(Fully Automated Click Tracking Reconciliation)サービスのデータをGoogleに提供するということだ。
Googleは、フィルタリング、オフライン解析、調査という三段階のクリック詐欺排除、探知システムを執っている。このフィルタリングおよびオフライン解析で問題ないとされたケースの場合、今までは広告主が独自にマニュアルで疑わしいデータを抽出しGoogle に調査を依頼するしかなかった。それがこの提携を受けて広告主の負担が軽くなるといったレベルだろう。
Googleが認めるクリック詐欺率は0.02%だが、Click Forensicsの2008年Q2のデータは27.6%、Q3は若干改善したが27.1%だ。クリック詐欺であろうがなかろうが、金になるGoogleがどこまで本腰を入れてクリック詐欺撲滅に取り組むのだろう。すでにYahoo!がClick Forensicsと提携している影響が打ち消せない。
参考:Click Fraud Q1 2007 (Online Ad 2007/04/23)
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