まず、eMarketerのデータを示し、モバイルブランディングを忘れていませんかと注意を喚起している。
今年のモバイル広告総額は全世界で50億㌦、2011年には3倍になると予想されている。が、その87%がダイレクトレスポンス(DR)に当てられており、ブランディングは13%でしかない。ということで、米と英で調査されたモバイル広告のブランディング効果を示している。
マーケティングに欠けているところはありませんか?まず、モバイルを全くやらないこと、次にDRにしか使っていないこと。
対象業界は、アルコール、自動車、家電、消費財、エンタメ、金融、小売、通信、旅行で、モバイルキャンペーンを露出した調査対象と、非露出グループを比較すると、モバイル広告はPurchase Funnel (購買行動プロセス)でブランド指標を向上させる効果的なメディアだという結果が出ている。
Source:Dynamic Logic / First Look At Mobile Performance
Dynamic Logicは、
モバイルデバイスを持っている26%しかインターネットにアクセスしていない。しかし、プロバイダが利用を促進するような料金・サービスパッケージを提供し始めるので、WAPを使ったモバイルのブランディングキャンペーンを行い、よりターゲットされたオーディエンスにリーチできると書いている。
しかし、本当にこれから考えなければならないのは、モバイルSNSやTwitterだ。例えば、「24時間、最大距離30㌢(寝ている時の携帯との距離)」というメディアである携帯は、オンラインWOMのソースで、Facebook村の井戸端拡声器でもある。ピーチク、パーチクとさえずる口さがない雀の群れが集まる大木にどうやって一緒に雨宿りさせてもらうかという問題だ。
メディアとしての影響度・力だけではなく、その利用スペースを考えれば考えるほどモバイル、携帯をこれからのマーケティング戦略の中心に据えるしかない。
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