HPのエンタープライズビジネスユニットが新しいキャンペーン、「HP Print Intelligently」を開始したとBtoB Onlineが伝えている。
Source:BtoB Online / HP rolls out enterprise campaign, offering guarantee
WSJやNYT、業界紙(サイト)へ広告を出稿しているとのことで、NYTimes.comのビジネスセクションをチェックするとリーダーボードが出ていた。
それをクリックするとキャンペーンのマイクロサイトへリンクされる。
(クリックでサイトへ)
Viacom、Schott、3M、Logica、AIBなど、エンタープライズユーザでのケーススタディが提供されている。Viacomの場合、プリンティング&コピー関連のコスト削減は20-25%、プリンティング関連のエネルギーは60%以上削減、コピー用紙削減は1,000万枚、プリンタ・コピー機・ファックス台数は50%削減という結果だ。
以前、Kodak Facebook StrategyでKodakの「Print & Prosper」キャンペーンを紹介した。これは昨年、インクジェットプリンターのインクに50億㌦も払った米国ユーザに対して「払い過ぎだよ」と警告し、競合として挙げられているEpson、Lexmark(Ricoh)、Canon、HP、Brotherの各社プリンタに、どれほど払い過ぎているかを計算するツールを用意していた。
このキャンペーンはインクに関してKodakの優位性を謳ったものだ。
参考:Kodak Facebook Strategy (Online Ad 2009/04/17)
それに比べるとHPのキャンペーンはエンタープライズ向けなので、HPがユーザ企業のニーズをアセスメントし、コスト削減を予想する。導入後12カ月以内に予想削減枠に到達しない場合、HPがその差額を補償するというものだ。上記のように単純なインクコストだけではなく、エネルギー、コピー用意、プリンタ台数など、関連するすべてのコスト削減を提案、補償するキャンペーンだ。また、エンタープライズユーザだけではなく、SMB向けにGartnerのMFPレポートを提供している。
そのGartnerのレポートに中堅および大企業向けMFPおよびプリンタメーカーの勢力図がある。トップを走っているXeroxをHP、Ricoh、Canonが後を追うという状況だ。Xeroxとの差を一気に詰めて追い抜くつもりなのだろう。
Source:HP / Read Gartner’s vision of the future. Cut costs today with HP.
コスト削減提案はどこでもやっているが、予想削減枠に届かない場合の補償まで謳うキャンペーンはそうざらにない。
0 件のコメント:
コメントを投稿