8月27日の朝、筆者のFacebookにSusan Boyleからのアップデートがあった。「デビューアルバムの予約受付がPlay.comでできます」というアナウンスだ。
Susanのページにアナウンスがあってから9時間で4,729人が「like(お気に入り:日本語UIでは『いいね』)」とし、すでに409人がコメントを寄せている。
アルバムの申し込みをしたい方は下からどうぞ。
(クリックでPlay.comへ)
一時期の熱狂的なフィーバーからすると毎日数千人のファンが離れていたが、Susan BoyleのFacebookページには現在でも186万人のファンがついている。(8月27日時点)
今回のアナウンスでFacebookユーザ、彼女のFacebookファンの間のみならず、BlogやTwitterで発生するオンラインクチコミは世界中を巡るだろう。
筆者もTwitterで2つほどコメントしておいた。
その後、Twitterでの「Susan Boyle」に関するつぶやきはどうなっているかと検索してみた。驚いたことに、最初のTweetから1分後に、DreamerTweetsがRTしている。そして、その39分後には、citytravelbugがvia DreamerTweetsということでまたRTしていた。
DreamerTweetsには143人のフォロワーがいる。そのフォロワーの中には2,026人のフォロワーを持つtshirthellcindyや、787人のフォロワーを持 つmandysrandyなどがいる。また、パリ在住のcitytravelbugには1,457人のフォロワーがいる。そのフォロワーの中には1,211人のフォロワーを持つsnookerstや、4,017人のフォロワーがいるAdrianEdenなどがいる。
DreamerTweetsやcitytravelbugがRTしたことで、彼らのフォロワーに筆者のコメントがそのまま表示されてゆく。リンクを クリックすることでFacebookのSusan Boyleのページが筆者のフォロワー、彼らのフォロワーへ露出されてゆく。
一面識もないDramrollから発信されたつぶやきが、DreamerTweetsやcitytravelbugへ伝わり、彼らがRTしたことで、彼らのフォロワーにも伝わってゆく。これが「Social Media Revolution」の中で語られている「Word of MouthからWorld of Mouth」への進化だ。対面WOMからオンラインWOMへの進化だ。
参考:Socila Media Revolution (Online Ad 2009/08/19)
Facebook、Twitter、Blogなどのソーシャルメディアスペースで世界のインターネットユーザは幾重にもクロスし、メッシュしながらコネクションがつながっている。オンラインWOMが急拡大していくことは自明の理だ。
そう考えるとWOM=Word of MouthやWorld of Mouthではなく、Web of Mouthといったほうが正しいのかもしれない。
そしてのこのWOMは世界中で発生している。PCからのTwitterトラフィックだけでも4,400万人のユニークユーザがいるが、北米からのユーザはその半分でしかない。残りの2,200万人は欧州から1,100万人、アジア・パシフィックから700万人、南米から400万人だ。
これに携帯や他のモバイルデバイスユーザが加わることになる。
Source:Sillicon Alley Insider / Chart of the Day
このオンラインWOMは、マーケティング戦術としても、広報・PR戦術としても使える手段だ。しかし、それにも関らず、日本の企業がグローバルなブランディング戦術として今までに使った例はない。
なんともったいない。
0 件のコメント:
コメントを投稿