2009/12/14

Toyota Floor Mat Campaign

Toyota USAが「Floor Mat Campaign」をやっているとBrandChannelが伝えている。

それによれば、
Toyotaの2009年は1950年以降初めて50億㌦の損失を計上、米国政府の支援策により、ようやく第三四半期に2.41億㌦の利益を計上している。ただし、この暫定的な回復を脅かしかねないのが12人の命を奪ったアクセル、フロアーマット問題だ。
ブランド、販売などに途方もないダメージを与える400万台のリコールという現状にあるToyota USAのサイトには、
大量リコールをうかがわせるものはなく、ただ、「NEWS ALERT Important Information on Floor Mat Campaign」とページ左下に、あくまでも目立たなく小さな告知があるだけだ。
と伝えている。
(クリックでサイトへ)
また、昔、FordのPinto/Explorerがメカニカルな問題を隠ぺい、軽視、あるいは危険性公表を怠ったために受けたダメージを例に引き、
Toyotaはデトロイト、大昔のデトロイトの流儀に危険なほど似ている
とまで書いている。

Source:BrandChannel / Accelerator Recall Missteps Threaten Toyota's Recovery

日本におけるパナソニックの例を引くまでもなく、製品に瑕疵、それも重大な事故を引き起こしかねない欠陥が発見された場合、メーカーのとる対応は限られている。

が、メーカー自体の認識が「フロアーマット」キャンペーンの場合、パナソニックとのブランド評価は大きく開きそうだ。

Sysomosの「Best Global Brands Online」のランキング10位にToyotaは顔を出しているが、ランキングには別に「最も高いネガティブセンチメント」もある。この3位に顔を出しているのもToyotaだ。日本のグローバルブランドが、このランキングトップをMcDonald'sと争うようなことにはなって欲しくない。
Source:Sysomos / Best Global Brands Online

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