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Source:Business Insider / Facebook Blows Past AOL In The U.S.
Source:Morgan Stanley / Economy + Internet Trends
1億人の米国ユーザと2.9億人の海外ユーザを合わせて3.9億人のユーザが全世界からアクセスするソーシャルメディアスペース、Facebookは、中国の13.4億人、インドの11.6億人、YouTubeの4.45億人に次ぎ、世界第4位の大国となる。そして、その人口は日々増えている。米国だけではなく、欧州、東南アジア、南米でもユーザが増えているし、ユーザが持つ個人的なソーシャルコネクションは国境を越えて世界へ広がっている。
雑多な言語ユーザを抱えるオンラインカントリーだが、言語ごとに隔離されたユーザではない。昔、StarbucksのFacebookにあるコメントを200件ほどチェックしてみたところ15件くらいが非英語での書き込みだった。非英語ユーザが英語で書き込んだ件数はチェックできないが、乱暴にその倍以上はあるだろうと考えて合計50件とすれば25%になる。全体の25%を占める非英語ユーザがFacebookのStarbucksページで対話していることになる。
世界中のユーザが企業・ブランドと直接エンゲージできるスペースとして使い始めている。もう翻訳記事やニュースを待つこともない。非英語圏のユーザであろうが、英語どころか数ヶ国語を操るアーリーアダプター、インフルエンサーは企業・ブランドと直接対話を始めている。そして、彼らは国内ユーザにブランドコンテンツを翻訳し、リンクを提供し、共有し始めている。
米国企業・ブランドは国内マーケティングの一環としてFacebookを使っているかもしれないが、その効果は米国テリトリーを越えてゆく。そのため、本社が行うグローバルなオンラインブランディングとして機能している。一方、米国へ進出した海外企業の子会社、販社が行う米国内向けマーケティングも米国を越えてゆき、意図せず、本社が行うべきグローバルなオンラインブランディングとして世界のユーザに露出している。だから、米国販社のマーケティングにイスラエルや南アフリカから問合せがくることになる。この違いは大きい。
この違いを手当てしなければ、米国企業・ブランドのソーシャルメディアマーケティング、ソーシャルメディアリレーションズをスタンダード、世界標準だと認識する世界のユーザから大きくかけ離れたマーケティングを行うことになってしまう。この違いを手当てするのは各国の本社しかないと思うがいかがだろうか?
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