サマリ
ブロードバンド化
ヨーロッパ10カ国で調査対象の4,007人のうち、711人(17.7%)が55歳以上のシルバーサーファーだが、そのブロードバンド化率は 2005/2006年で26%増の68%に達している。全体では前期の66%から14%増の75%となっている中、シルバーサーファーのブロードバンド化 が進んでいる。
メディア消費時間&インターネットのインパクト
- シルバーサーファーは平均すると週に8.8時間オンラインでアクセス、2004年から18%増加
- 消費時間の78%は仕事ではなく、個人目的
- 55歳以上の61%は欲しいものを素早く、時間を掛けずに手にできる「使えるメディア」と応えている
これを昨年末に紹介したExecutive Summary Mediascope 2006の全体像と比較すると
- シルバーサーファー61% 対 全体47% 「使えるメディア」
- シフバーサーファー55% 対 全体44% 「欲しいものがあるメディア」
アクセスWebサイト&EC
- 53% シルバーサーファーはオンラインバンキング、ファイナンスサイトを利用
- 60% トラベルサイト利用
- 55% ホリディサイト利用
- サイト利用が進んでいるため旅行チケット購入などのコンバージョンへ帰結している。
結論
- 多様で中身の濃いサービスを提供できるブロードバンド化によりシルバーサーファーは、余裕のある時間に消費するメディアとしてインターネットを利用し、新しい経験を積んでいる
- シルバーサーファーはオンラインコンテンツとのより密な関係を構築し始め、オンラインツールやサービスを利用して友人や家族とコミュニケーションをとっている。フォーラム利用は2005年の113%となり、18%はSNSへも最低月一回はアクセスしている
- シルバーサーファーは、他世代よりも旅行(60%)、休暇(55%)サイトを利用しているし、オンラインショッピング、書籍、電化製品サイトへのアクセスも増えている。
Source:EIAA / Rapid Broadband Growth Helps Close the Digital Divide
Source:EIAa / Silver Surfer Report (pdf)
参考:EIAA Mediascope Europe 2006 (Online Ad)
MySpace、Facebook、Friendsterなどでもユーザ年齢は上昇している。へたをすると35歳以上の中高年ユーザが大半を占めている。同じ流れがヨーロッパでも明らかだ。55歳以上のシルバーサーファーに限らず、インターネットから最も訴求できる年代層はひょっとすると35歳以上なのかもしれない。
参考:SNS Demographics Continue To Shift, Getting Older (Online Ad)
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