ヨーロッパにおける人々がどのようにメディア時間を消費しているかを示す包括的な調査であり、消費者がコンテンツ、通信、商取引にどのようにインターネットを利用しているかを明らかにしている。
サマリ
- ヨーロッパの人々のインターネットとの関わりは、メディアとして誕生し、成熟するにつれてコンスタントに変化している
- 消費者の個人生活の一部として浸透するにつれ、インターネット電話、IM、オンラインフォーラム経由のソーシャルネットワーキングと個人的な付き合いを確立することが、一層、インターネットの存在を大きくしている
- ヨーロッパ中でブロードバンドが普及しだし、オンラインで消費する時間に大きなインパクトを与え、旅行、Blogging、価格比較、ラジオ、そして音楽ダウンロードなど、オンラインWebサイトの利用に貢献している
- ヨーロッパのインターネットユーザの45%は、毎日、オンラインへアクセス
- 平均的インターネットユーザは週に11時間20分オンラインへアクセス(昨年の10時間15分から11%増)
- 平均的インターネットユーザは、週に5.4日オンラインへアクセス
- オンライン時間の70%を個人、30%を仕事で消費
- ブロードバンドが普及し、インターネットが提供するマルチメディアコンテンツ、サービスを消費する機会が増加
- SNS系Webサイト利用は23%が最低月に1回アクセス。価格比較、ローカル情報、ニュース、IT系Webサイトの利用もかなり増加
- アクセス活動のトップは検索、IM、音楽ダウンロード、そしてラジオ聴取
- オンラインフォーラムへの参加は前年比30%増
- 31%が最低、月に1回は音楽をダウンロード
- 15%がVoIP利用-前年比50%増
- 10ヶ国平均で75%がブロードバンド化
- ブロードバンド普及率は前年比14%アップ
- 29%のダイアルアップユーザは、12ヶ月以内にブロードバンド化予定
- 高ブロードバンド普及率国のユーザは、インターネットを娯楽目的で使用する頻度が高い
- 47%は欲しいものを即座に見つけるメディアとしてインターネットを選択
- 下記の設問にもっともマッチするメディアは何かと問われて
- 47% 欲しいものを即座に見つけるメディア
- 44% 欲しいときに欲しいものがあるメディア
- 28% 自分がコントロールできるメディア
- 36% 人より先へ行けるメディア
- 21% 頭がもっともアクティブなときのメディア
さて、平均的インターネットユーザは週に11時間20分オンラインへアクセス(昨年の10時間15分から11%増)という結果が出ているが、BBCが伝えるGoogleの調査(英国)によれば毎日、平均164分をオンラインで消費している。年間に換算すると41日間、オンライン漬けという状況になる。TVは148分なので、年間37日ということになる。
年代別では16-24歳の消費時間の増加が最大。男女比では男性が172分、女性が156分だ。地域的に見るとロンドン近郊で毎日、181分となっている。
BBCの記事は今年3月8日のものだが、少なくとも英国では、もはやTVを追い抜き、メディアの消費時間ではトップに立ったのがインターネットということになる。
参考:BBC / Super surfers oust couch potatoes
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